新年早々に、胸のしこりの検診に行った話を書きましたが…
(初回の検診の話はこちらからどうぞ!)
その時に、触ってはっきり分かるしこりと、胸全体に、マンモグラフィーとエコグラフィーを受けました。
しこりについては、結局、エコグラフィーでは良性の繊維腺腫の可能性が高いけれど、一応念のため、MRIを受けるように、と言われて予約を入れました。
MRIというのは、フランス語だとさかさまになってIRMと言うようです。
詳しいことは分かりませんが、マグネット(磁石)を利用して体の中を映す技術だそうです。
フランスの場合、検査に経口または注射での投薬を伴う場合、前もって処方箋をもらい、自分で薬局に買いに行って準備したうえで、当日、それを持参してクリニックに行く仕組みです。
今回の私のMRIでは、画面上に「ブツ」が写りやすくするための液体の静脈注射と、それに対するアレルギーを防止するための飲み薬を処方されました。
MRIというのは初めてで、実はCTスキャンとの区別もよくわからなかったのですが…
胸の写真なので、上半身だけ裸になり、ペロペロの不織布のガウンを前開きに着た状態で、胸と頭の部分にだけ穴があいてるマッサージ用みたいなベッドに、うつぶせに寝て、そのまんま、オーブンレンジみたいなものの中に吸い込まれていくのですが…
最初にこのマシーンの全長をきちんと見ずに、ベッドに乗ってしまったのですが、なんか5mぐらい奥に吸い込まれていくような感じがして、なんとも不吉すぎる印象ですが、
「葬儀場の『焼き場』の『最後のお別れです…』って場面と似てる気が…」
と思ってしまいました。
…というか、全く同じことですが、プレートに乗っけられて、オーブンに入れられる魚になったような気もして、なんとも不思議な気分でした。
実際、終わってみたら、自分の身長ぐらいの丈しかなかったので、実際にはそんなに動いていなかったようです。
そして、入る前にアシスタントの人に、
「すごくうるさいですよ!でも15分ぐらいで済むからね!」
と言われていたのですが、
「アラームとか警報の見本市?!」
と思うぐらい、次々に色んなアラームみたいな音(ガー、ガー、ガー、ピーガーピーガーなど)が次から次へと目白押しで、しかもひっきりなしに音の種類が変わるので、おちおち居眠りもしていられません。
万年寝不足の上、寝っ転がっているので、体は眠くなってくるんですが、こんなうるさかったら、うとうとすることもできず、段々、「寝かせてくれない拷問」みたいだな…と思い始めました。
ベッドに乗っけられたときに一応ヘッドホンをしてくれるのですが、それがなんか全然、防音になっていないのでした。
(ヘッドホンの耳の位置が悪いのかな??)
と思って、かぶりなおしたい気持ちで一杯でしたが、なにしろ動かないようにと言われているので、我慢しました。
5分ぐらいたったところで、ヘッドホンから、突然アシスタントの女性の声がして、
「大丈夫?この調子でまだまだ行きますよ〜!頑張ってね〜!」
と励ましメッセージが…(笑)
それまで、ただの防音用だと思っていたのですが、普通のオーディオ・ヘッドホンだったようです。
それから、なぜかヘッドホンから、
「♪海で、君からの手紙が〜」
など、一昔前っぽいフレンチ・ポップスが流れ始めて、しかも、その上にかぶさるように、耳をつんざくような「ピーガー」音も続くので、なんか次第に、幻聴を聞いているような気分になってきました。
たまにピーガーが途切れると、フレンチ・ポップスの歌詞が聞き取れるんですが、3秒と開けずに、また「ピーピー、ガーガガガガ」と、うるさくて、段々、嫌になってきました。
最初に時間を教えてもらっていたので、まあ15分なら我慢できるかな…という、見当がついて良かったです。
ちなみに、MRIをかけながら、ドクターが隣の部屋で問題の「ブツ」がどういう状態かを見ているそうです。
(待合室に「IRMって何?」という子供にも分かるマンガの説明があったので、それで初めて知りました…)
検査が終了すると、オーブンレンジから出してもらえて、服を着替えた後、ドクターに説明してもらいました。
私の場合は、やはり良性の繊維腺腫の可能性が濃厚、ただし、良性かどうかを確定するには、生体検査もしないとわからないので、念のためだけど、胸なので、しておいたほうがいい、と勧められました。
生体検査は、エコグラフィーをかけながら、局所麻酔をして、針でしこりの部分の細胞を取り出し、それをラボで検査してもらうという内容だそうです。
そして、当然のように、これもまた予約が必要で、この予約がまた1カ月後でした。
進行の早い病気だったら、大変だと思いますが、私の場合、ほとんどリスクはなくて、「念のため」する検査らしいので、ちょっと間があいても、別にいいんだそうです。
夫は、
「そんなに待っている間に、進行して手遅れになったら…!」
と気が気でないようですが、ドクターによれば、20代、30代の女性の場合、こういう繊維質のしこりのほとんどは、癌ではないそうで、35歳以下であれば、特に生体検査もしないそうです。
そんなこんなで、とりあえず胸のしこりの話は、また1ヶ月後に続きをしたいと思います…
そういえば、余計な話ですが…
MRIの受付に置いてあったパンフレットに、
「以下に該当する方は、必ずスタッフにお申し付けください」
と書いてあるリストの中に、ペースメーカーを装着している人とか、妊娠しているかも知れない人、などよくあるリストの一番最後の行に、
「狭所恐怖症の人(クロストフォブ)」
と書いてあり、狭所恐怖症の人はどうするんだろう???と気になりました。
私は別に恐怖症ではないけど、さすがに15分うるさいオーブンに入れられて、何も見えず動けないという状況には、うんざりしたし、何も起こらないとわかっていても、ちょっと怖かったです。
子供で、じっとしていられない場合は、麻酔をして眠らせるケースもあります、と書いてあったので、ひどい場合、大人でも麻酔して眠らせてしまうんでしょうね…
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