国際結婚しかも子連れ再婚(ステップファミリーのフランス生活)

毎日「おー、こういう時にはこうくるか?!」って驚くカルチャーギャップ。
国際結婚のホンネ話や、ステップファミリーのトホホな苦労話、笑っちゃう勘違い、などなど!
国際結婚&再婚のほんとのところを語ります。
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夢のマイホームの恐怖
皆さんは、「将来、こういう家に住みたいな」みたいな、夢のマイホーム計画みたいなものはありますか??

私はこれまで、アパルトマンで市内に住む方が便利だと思っていたこともあり、敬愛する「インテリアおばさん」達の素敵な家や庭やテラスを見て、憧れることはあったものの、一軒家には全く興味がなかったのですが…


あるきっかけがあり、ちょっと前から、庭付きの一軒家に住みたい、と思うようになりました…

ところが、そんなことを思い始めた矢先、すばらしい一軒家を建てたり、買ったりした友達カップルが、立て続けに3組別れたので、

家のせいではないとは思うものの、ジンクスっぽくて、家を買うのは怖いな…

と私が夫に言うと…

リンゴやグロセイユが沢山植わっている庭のある一軒家に住みたがっていた夫が、親戚のおばさんに、

家を買うと破局するカップルがいるから、サラは家を買いたくないんだって!

と大げさに話して、嘆いていました。


自分でも、ジンクスかつぎな気はしますが…

今まではアパルトマン暮らしで、なんとか上手く行っていたので、実際に何が変わるのかは、一軒家に住んでみないとわからない気がします(笑)


でも、夫とケンカしたときなんかに、

今は幸い、夢のマイホームじゃないから、別れずに済んでいるけど…

憧れている家に住んでいたら、破局していたのでは…??

と夫の顔をじーっと眺めて、ひとりで考えてしまったりします(笑)


そんなこんなで、暇なときに、不動産情報のサイトを見たりするのですが、自分の条件に合った家が見つかったら嬉しいような、でも怖いような気がしてしまうのです…

 JUGEMテーマ:家庭
| サラ | フランス人の恋愛観 | 21:46 | comments(12) | - |
内気なフランス人の話
うちは、たまにamazon.frで、目に留まった映画のDVDをまとめて買って、気が向いたときに、夫と一緒に見ています。

アマゾンのユーザー評価が良かったので買っておいたフランス映画

Je ne suis pas la pour etre aime

を、数日前に見ました。 

 


あまり期待していなかったんですが、大げさなところがひとつもなく、細かいところがとても丁寧に描かれていて、とても良い映画でした。


内気なフランス人の男性の日常心理を、上手に描いている映画で、ちょっとうちの夫っぽいところもあるので、見ていてニヤニヤしてしまいました。


あと、相手役の女子の積極ぶりをみて、

内気で、自分からアプローチしてこないフランス人の男性を相手にするには、このくらい女子が積極的に立ち回らないと、駄目なのね!

と、驚いてしまいました。

日本人の男性が相手で、かいがいしく裏でいつもお膳立てをしていたりする友達がいましたが、私は、そういうのが一切苦手で、何もしないでただ待つタイプです。

なので、そういうお膳立てレベルよりも、さらに積極的、でも露骨ではない女子からのアプローチの勉強には、この映画はいいかもしれません。

というか、私は、すごく勉強になりました・・・

でも、夫がいるので、勉強しなくてもいいんですが・・・(笑)


フランス人というと、口八丁手八丁なイメージ?があると思いますが…

この映画を見たら、

フランス人でも、女性や部下との会話が続かない男性、思っていることがいえないでストレスを溜めてる男性、というのが普通にいるんだな…

と実感していただけると思います。


というか、この俳優さん(パトリック・シェネ)、夫によるとかなり有名人らしく、さえないサラリーマンの役をやらせると、ピカイチな役者さんだそうです(爆)


うちの夫は、このおじさんほどしおれていませんが、なんとなく共通点も多いと思ったらしく、

なんでこのおじさんに、こんな若くて可愛い子が夢中になるんだ!

と変なところで怒っていました。


おまけに、この積極女子が、私の友人で、もうひとつのブログにたまに登場する、ベリーダンスの元クラスメートのコラリーにタイプが似ていると言って、夫が、

コラリー、頑張れ!

と応援していたので、夫に、

えー?どこが似ているの?

と聞くと(顔は全然似ていないので)…


普段は、自然でイノセントなんだけど、『あの人と寝たい!』と思い込んだら、迷わず裸でベッドに入ってきそうなところが似ている…


ということでした。

ベッドうんぬんは良く分かりませんが、コラリーも結構、強引なところがあるので、この分析は、「あたらずとも遠からず」、という感じで、失礼ながら、笑ってしまいました。



ラブストーリーの周辺に、年老いた親の話や、オールドミス(古い表現ですが…)の秘書の話が、とても真実味があって、随所で泣いてしまいました。

軽い映画のようでいて、見る人によって、いろんな見方ができる映画だと思います。

夫も私も、とても気に入ったので、また時間があったら、もう一度見てみようね、と話しています。



この映画、日本でも公開されたらしく、「されるために、ここにいる」という邦題で、公式サイトもあります(邦題のところに、公式サイトのリンクを入れておきました) 


タイトルは、フランス語と日本語では正反対になっているんですが・・・

愛されるために、ここにいるわけではない」(正確な訳)

にしてしまうと、なんのことやら??となってしまうので、こういう邦訳になったのでしょうか。

愛のタンゴ」とかその手の恥ずかしいタイトルになっていなかっただけでも、助かった、という感じです。


| サラ | フランス人の恋愛観 | 20:40 | comments(10) | - |
フレンチ・ジョークはやめられない
以前に、「笑えないフレンチ・ジョーク」という話を書きましたが・・・


なにかと言うと出てくる、夫の(本人曰く)「ユーモア」発言が、とげがあるので、いちいち傷ついていたのですが・・・


先日も、夫とケンカになり、

私の欠点をネタにしたジョークを言うのはやめてほしい。

昔ほど好きじゃなくなったから、そういうことを平気で言えるんでしょ?

みたいなことを言ったら・・・

・・・夫が、険しい顔をして、黙ってしまいました。


そして数日後・・・

僕は、絶対、君にジョークを言うのはやめられない

と真剣な顔で言うのです。

夫いわく、

フランス人の言うジョークは、たしかにきつい。

でも、どうでもいい相手ではなくて、本当に好きな相手とか、大事な人になら、

『分かってもらえるよね?』

という気持ちをこめて言っている。

好きじゃなくなったら、もう君にきついジョークは言わない。

だから、ジョークを言うのはやめられない・・・

と、変な愛の告白のようなことを言うのです。


かなり、ねじまがっていますが・・・


皆さんだったら、パートナーに、こんなことを言われたら、怒りますか??

・・・私は、泣いてしまいました。


ちなみに、ケンカの原因となったきついジョークがなんだったのか、どうしても思い出せません・・・(爆)


JUGEMテーマ:フランス
| サラ | フランス人の恋愛観 | 17:29 | comments(14) | - |
話を聞かない夫(つづき)
先日、夫との会話について書きましたが・・・


20年以上連れ添った彼(結婚していなかったけど、子供がふたりいます)と別れてしまったフランス人の女子友達のサンドリンに、前にその話をしたら、

夫と話をしようと努力しているだけ、えらい・・・

と言われた、と書きましたが、偶然、彼女とまた話す機会があったので・・・


アラフォーの危機」が、私のモヤモヤの原因だったという話をしました。


・・・話を聞き終わった彼女の一言は、私にとって、ちょっとショックなものでした。

私の場合、彼と話をしても、どうせ理解しあえない、と思った時点から、段々、お互いに無関心になって、そのうちに、相手に対しても無神経になっていき、最後には、知らない人と暮らしているようになってしまったの・・・」


でも、子供たちが成人するまでは・・・と、我慢して共同生活を送ってきて、最後の数年は、食事がのどに通らなくなるぐらい、苦しんでいたのだそうです。

表面上は、とても素敵で仲むつまじく、お互いを尊重しあっているカップルに見えていたので、ふたりが別れると聞いたときに、ビックリしたのですが・・・

彼女が、そんなふうに感じていたとは知りませんでした・・・


サンドリンとは、フランス人の結婚観と日本人の結婚観の違いなんかについても、話をしました。

フランス人は、「愛しているから一緒に暮らす」という成り行き上、相手に「恋愛の気持ち」を感じられなくなった時点で、一緒に暮らすのが非常に苦しくなってしまうのではないか、と思う、と言っていました。

そういう意味では、夫より私のほうが、フランス人化しているような気もします・・・


うちの夫はといえば、前回ケンカしたときに、私が、

たまに不安な気分になったときなんかに、心のうちを吐露しやすいような質問をしてほしい

と言ったところ、

具体的にどう質問すればいいか、言ってほしい

というので、たまに、「今、どういう気分なのか?」などと聞いてほしい、と言ったのですが・・・

それ以来、1日に3回ぐらい、「今どういう気分?」と聞いてくるようになりました(爆)


 JUGEMテーマ:夫婦の会話
| サラ | フランス人の恋愛観 | 20:52 | comments(6) | - |
夫がうつ病になったら・・・
先日、ベリーダンスのクラスメートのモニックの家に遊びに行きました。

モニックは、まもなく50歳とは思えないほど若くて可愛いんですが、なぜか、お笑いキャラみたいな大きな丸い目がねをかけていて、シャイなので、第一印象は「キャンディ・キャンディ」のパティ(単なる「目がね」つながりですが・・・)みたいな感じです。

以前から、モニックとは、もっと仲良くなりたい、と思っていたのですが、これまでは、レッスンの前後におしゃべりをする程度でした。

今年の最初あたりから、

今度、レッスン以外で会って、遊ぼうね・・・」

ということになり、一度は日にちも決めて約束したものの、私の一時帰国などもあって、なかなか実現しませんでした。

先日、彼女が、

来週1週間、仕事を休んでうちにいるから、遊びに来てよ!

と家に招待してくれたので、喜んで行きました。

雑談の合間に、モニックが、

実は、昨日、家の片づけをしていて・・・、『何も楽しいこともなくて、バカンスの1週間の半分が、もう終わってしまった』、と思って、悲しくなって、泣いてしまったの・・・

と恥ずかしそうに言い出しました。

いつもニコニコしているモニックが泣いている姿が、想像できなかったので、ビックリしたのですが、話を聞いてみると、夫がうつ病っぽいんだそうです。

実際には、どの程度の重症なのかは分かりませんが・・・

何年か前に、仕事のストレスで、調子が悪くなり、あるときから、モニックのことを無視するような行動を取るようになり・・・

昔は、いつも、『かわいいね』とか、声をかけてくれる人だったのに、あるときから、冷たい態度を取るようになって、私のことを疎んじるようになってしまったの・・・


夜も・・・同じベッドに寝てるだけになってしまって・・・、最初は、私のほうからアプローチしていくと、向こうも、それなりに優しく相手をしてくれていたんだけど・・・

ある日、もうそういうのが嫌になって、私も冷たい態度を取ることにしたの・・・

夫のことは、25年も一緒に暮らして、本当に愛しているんだけど、そんなこんなで、ずっとグラシアル(氷河期)な状態なの・・・


私は、友達とも、あんまりそういう話をしないので、ちょっとビックリしたのですが、とても明るくて、くったくのないモニックが、そんな思いを抱えていたとは知らず、これまたビックリしました。


結局、彼女は、ずいぶん悩んだ挙句、最近になって夫に、

このままの関係が続くんなら、別れたい・・・

と言ったそうです。

そして、これまでは必ず夫と一緒にバカンスを過ごしていたのですが、今度のバカンスは、初めて女友達とふたりでイタリアに小旅行をしにいくことにしたのだそうです。

モニックの夫は、これまでも「うつ」という自覚はあったものの、かたくなに「治療を受けること」を拒否していたのですが、モニックの変化を見て、とうとう、サイコセラピーを受けに行ったのだそうです。

セラピーを受けて、すぐによくなるというものでもないと思いますが、モニックとしては、夫が動いてくれたことが、ちょっと嬉しかったようです。

また、夫がはっきりと、「改善するように努力するから、別れないでほしい!」と言ってきたのだそうです。

彼女としては、とりあえずは1年ぐらいは、今のままの生活で、様子を見ようと思っているそうです。

とはいえ、夫に自分の決意をはっきりと宣言したことで、これまで抱えていた重荷が少し軽くなって、自分の人生もこれっきりじゃないんだ・・・、と思えてきた、と言っていました。


以前、倦怠期の話を書きましたが・・・

私も、夫との間で、男女の関係が終わってしまったらどうしよう(・・・予感は結構ある)、とか、これから10年後、20年後には、どうなってるんだろう、と思ったりすることがありますが、特定のパートナーがいらっしゃる皆さんは、そんなことを考えたりしますか??

フランス人女子は、激しい恋愛体質の人もいますが、モニックのような、シャイで何年も悩み続けている人もいるんだな、と思いました。


 JUGEMテーマ:恋愛/結婚
| サラ | フランス人の恋愛観 | 18:40 | comments(6) | - |
倦怠期の話…
長く連れ添っているカップルの方は、「今のパートナーとの関係を解消して、新しい人生をまた始めたい…」、と思ったりしますか?

また、そんなとき、ご主人とは、どんな話をされているのでしょうか??


私は夫と出会って、もうすこしで10年ぐらいになるわけですが、このところ、ひしひしと感じていたのが、

10年たつと、気持ち的に、色々と磨り減ってくるな…

というさびしいような、仕方ないような気持ちです。


どうってことはないんですが、やはり、これだけ一緒にいると、何も言わなくても分かることが多くなる反面、スキンシップとか、細かい気遣いみたいなのは、お互いに減ってくると思います。

そして、なんか、昔のときめきみたいのが、懐かしい!と思ったときに、ふと、

今の夫と、昔のような気持ちになるよりも、別の相手と恋愛したほうが、ずっと手軽に、あの気持ちを、また味わえるんだろうな…

と、客観的に考えている自分がいたりします。

かといって、別に離婚とか浮気とかを考えているわけではないのですが…

単に、年を取って、何度か別れを経験したから、そういうことが客観的に見えるようになったのかなぁ、と思ったり…


あと、生物学的な陰謀説の受け売りみたいですが…

やっぱり、男女が子供を作って、数年の間は、一緒にいる「意味」というのが物理的にあると思うのですが(体力的に大変な時期なので)、子供が4歳になって、

この子は赤ちゃんのときから、本当に手がかかる子だったけど、ここまでくれば、あとはひとりでもやっていけそうかな…

と(どうしても、私の発想は「シングル・マザー」なので…)チラチラ思うようになって、夫も私も、もう次の子を生むことは考えていないのですが、

これって、生物的に、父親である夫を必要とする時期は終わっちゃった、ってことなのかな?

今から数年のうちに相手を変えれば、もうひとり産めるかも。…でも、この数年を越してしまったら、もう手遅れだから、今何とかしないと…、という無意識的な期待があるのかな…

などと、せんないことですが、女子の出産本能に基づいた無意識で説明をつけようとしたりもするのでした。


(これは、人によると思いますが、私は、出産本能(願望?!)が高いほうだと自認しているので…)


日本にひとりで出発する前に、そんなモヤモヤのせいか、夫と久しぶりにケンカをしたのですが…

夫としては、私がいつも文句を言っている、というイメージが強いらしく、私自身は、そんなに文句を言っていると思っていないので、これを言われると、いつもショックです。

とはいえ、「もう年数が経って、うまくかみあわなくなっている部分があるよね」、という話を、じっくりとできて、最終的に、「やはりそういう困難を乗り越えても、一緒にいたいね」、「そのためには、努力をしようね」という気分になれたので、話をして良かったと思いました。


でも、この話をしたあと、その古ダンナ(?)と「続けていく努力」というのは、多分、新しい相手と盛り上がる努力の何倍も必要な気がしてきました。

単に一緒に住み続けて、「お父さん・お母さん」の役をしているだけであれば、それほどは努力は必要ない気もしますが、お互いにとって、カップルでいる意味、男として、女としての相手にとっての存在理由を意識すると、長続きさせるのは、がぜん難しくなる気がします。

だから、恋愛感情にこだわるフランス人は、日本人よりも離婚率が高くなってしまうのかな〜と思ったりもしました。


夫や子供は大事な存在ですが、それにかまけすぎず、自分の世界(友達とか趣味とか仕事とか…)をしっかりと育んでいくことが、自分の精神的なバランス上も、夫との関係上も、とても大事だと思いました。

結局、夫と知り合ったときは、夫以外の自分の世界を持っていて、夫は、そういう私に惹かれたのでしょうから、それを保つことが、長続きの秘訣にもつながるように感じます。

こういうお題目は、「言うは易し…」なんですが…


…皆さんは、どんな風にバランスを取られているのでしょうか??



下の写真は、羽田空港の国際ターミナルです。

国内の乗り継ぎ便があったので、利用したのですが、国際ターミナルから国内ターミナルに、バスで10分もかかって、結構不便だなー、と思いました。

ちなみに、時間帯的にも、朝フランスを出発して早朝に日本に着く便(JAL)、というのは、飛行機でぐっすり眠れない私には、結構つらいものがありました。

パリから夜の便に乗って、あまり眠れず、夕方に日本に到着し、頑張って夕飯を食べてから寝る、というパターンのほうが、時差ボケにならない気がします。
羽田空港・国際線ターミナル写真

※私のブログの本文と写真を無断転載していた方がいたので、先方のブログ運営会社に通報しました。

「転載禁止」等の記載がなくても、ブログ本文および写真の無断転載は明らかに違法行為です。

今後も続くようであれば、証拠を残して、法的に対処したいと思います。

何も対策をしてこなかった自分も甘いと思いますが、そんなこんなで、これからは、写真にブログのアドレスを記載することにしました。

たいした写真でもないのに、見苦しくて恐縮ですが…ご了承ください!

 JUGEMテーマ:恋愛/結婚
| サラ | フランス人の恋愛観 | 19:16 | comments(27) | - |
カトリーヌ・ドヌーヴの「しあわせの雨傘」
カトリーヌ・ドヌーヴ「しあわせの雨傘」


飛行機の中で、往復で合計4本の映画を見ました。

そのどれもが面白かったのですが、なかでも、意外とよかったのがこちら。


フランソワ・オゾン監督「しあわせの雨傘」(原題Potiche)


原題の「ポティッシュ」というのは、「置物の壺」、みたいな意味で、ここでは、見栄えのいい飾り物みたいな良妻賢母、というニュアンスのようです。

カトリーヌ・ドヌーヴが、最初は、現実離れした良妻賢母なのですが、これが途中から、どんでん返しの連続で、夫婦の過去も露呈していきます。

その流れが、急激なのに自然で、しかもおかしいのは、さすがにカトリーヌ・ドヌーヴの演技力と、フランソワ・オゾン監督だな、と思いました。


そして、私自身は、決して元のカトリーヌ・ドヌーヴのように「置物的な奥さん」だとは思いませんが、それでも、やはり、結婚している女性は、多かれ少なかれ、彼女の立場と変化に共感するものがあるのではないか、と思いました。


私の場合、フランス暮らしのせいで、なにかとフランス人の夫に頼ることが多く、

日本でシングル・マザーとして生活していたときのほうが、大変だったけど、しっかり自分の足で立っていた…

と、現状の自分を情けなく思うこともあるのですが、この映画を見て、なんとなくポジティブな影響を受けた気がします。


そんなこんなで、フランスに戻ってすぐに、普段だったら、夫にお願いして電話してもらう先にも、さっさと自分から電話を済ませてしまったのでした。

(くだらないことですが…こういうのの積み重ねが、結構重要かな、と思ったり…)



うちの夫が、強度の「カトリーヌ・ドヌーヴ嫌い」なので、私も偏見を持っていたのですが、この映画のカトリーヌ・ドヌーヴは、本当によかったです。

ちなみに、夫が「カトリーヌ・ドヌーヴ嫌い」な理由は、

いつも、髪の毛がしゃちほこばっていて、お化粧もバッチリすぎて、パリの16区に住んでる機嫌の悪いおばさんとか、怖いスチュワーデスみたいだから…

という、みもふたもない理由なのですが…

でも、確かに、フランス人のおばさんで、カトリーヌ・ドヌーヴみたいなタイプの、感じの悪い「女の匂いプンプン系」なおばさんは結構いるので、夫の言うことも、なんとなく分かります。


フランソワ・オゾン監督は「八人の女たち(Huit Femmes)」や「スイミング・プール(Swimming Pool)」なども見ましたが、ちょっとダークなユーモアで、人間描写が意外と深くて、最初はさりげないんだけど、ビックリするようなシナリオが、これでもか、と出てくるので、エンターテイメントとしても、なかなか面白いです。


この新作、日本でも、1月から公開されているようなので、興味のある方は、ぜひご覧ください!


旅のあれこれは、まだ自分の中で消化し切れていないので、まずは他人の話(映画)について書いてみました…

 JUGEMテーマ:おすすめの一本!!(洋画)
| サラ | フランス人の恋愛観 | 18:39 | comments(12) | - |
ブリジットの悲恋
フランスに来て、パーティなどで騒げる友達はあちこちにいても、そんなには信頼できる友達は沢山いないほうだと思いますが、たまに、ふと悩んでいるときに会うと、落ち着いて話を聞いてくれたり、一緒にいるだけでホッとできる、貴重な年上のフランス人の女子友達がわずか2、3人います。


夏休みの終わりごろ、これまで、あまり話をしたことのないけれど、一方的に、私が娘のことなどを相談をしたい・・・、と思っていたブリジットとあう機会がありました。


その前に、ブリジットのお母さんに偶然会ったときに、彼女が、夫に、

また、例のいつもの病気で・・・あまり調子が良くないみたいなのよ・・・

と悲しそうに言っていたのですが、ブリジットに会ってみると、たしかに、以前よりもやせたような感じなので、

この間、お母さまが心配していたけれど・・・、病気は、もう大丈夫なの?

と声をかけると、

ああ・・・」とブリジットが微笑みながら、

特に病気をしているわけではないのよ!

と言うので、お母さまが心配していた、ということを言うと、夫がそばにやってきて、

ごめんごめん!・・・サラは、君の家庭の事情をしらないから・・・

とブリジットに謝っていました。

ブリジットは、

特に隠していることでもないから、いいのよ・・・!

と、説明してくれたのですが・・・


ブリジットはパトリックと結婚して、もう20年以上が経っていて、子供ももうそろそろ独立、という年齢の子が3人いるのですが・・・

パトリックは、もともと離婚暦があって、前の結婚でも、子供が3人いるのだそうです。

そこまでは、私も知っていたのですが・・・



ブリジットによると、結婚する前から、パトリックは、

僕は、一夫一妻制は、守れないから!

とはっきり言っていて、本人はコミューンのような暮らしを理想(←ヒッピー!?)としており、それを標榜していたそうです。

そんな価値観は共有できないものの、やはり好きだったので、自分でも、理屈ではその点を納得して、結婚したものの・・・

実際に、結婚生活が始まると、日常的に苦しめられるようになりました。

たとえば、パトリックに彼女ができると、ピクニックとか、家族でどっかに行くときとかにも、当然のように、その彼女が一緒に参加するのだそうです!

その辺が、パトリックいわく「コミューン」なんだと思いますが・・・


さすがに、ブリジットも、毎回、嫉妬に苦しんだりしたそうですが、子供が小さいうちは、フルタイムの仕事も抱えて、それなりに充実感があったので、一応は、それでも均衡が保たれていたのだそうです。

そして、末の子供が高校に入った頃に、とうとう、これまで二人で頑張って貯めたお金をはたいて、夢の我が家を新築したのですが・・・


その夢のマイホームに住み出して以来、ブリジットは、どっと虚脱感に襲われて、うつのような、何もできない状態になってしまったのだそうです。

それが3年前のことで、それ以来、パトリックとブリジットは、「家族ではあるけど、夫婦ではない」という感じで、同じ家に住み続けているのだそうです。


本来ならば、子供に手がかからなくなって、苦労して働いたお金で、素敵なマイホームもやっと整って、これから、夫婦での時間をゆっくり楽しめる頃なのにね!


と苦笑いしながら、ブリジットが言うには・・・

20年の結婚生活で、パトリックは、自分の自由を絶対に犠牲にしなかったけど、自分は、頼まれていないのに、どんどん自分の時間を犠牲にして、気持ちも抑えて、それで最後には、自分が何をしたいかも、分からなくなっていってしまったのだそうです。


そして、女友達にそんな悩みを話しても、仲の良い親友はこぞって、

そんな男、さっさと別れて、別の人生を歩むべきよ!

と憤慨するだけで、力になってくれなかったのです。

(友達に、ブリジットみたいな人がいたら・・・私も多分そういう反応をしてしまうと思います・・・)

パトリックの行動が許せないとは思いつつ、それを知っていて結婚したのは自分だし、それでもパトリックを愛している、と感じていたブリジットには、親友たちにいくら背中を押されても、パトリックと別れる、という結論は、何かが違う・・・、というふうにしか感じられなかったのだそうです。

ところが、ひとりだけ、本当に私を助けてくれる女性があらわれたのよ!

パトリックの行動の悪い点は悪いと言うけど、彼の人格を否定せず、私の気持ちをすべて打ち明けても、それをちゃんと理解して、受け止めてくれる女性・・・

それが、なんと、お姑さん(つまり、パトリックのママ)だったのだそうです!

この二人が、パトリックがやっていることは悪い、でも、パトリックを愛する気持ちには変わりはない、という点で、深いつながりを築いて、それをきっかけに、ブリジットは這い上がって来ることができたのだそうです。


お姑さんに、すべてを打ち明けて、話ができたことと、今のパトリックの彼女が、とても感じのいい人で、やっと、「嫉妬せずに、夫の彼女の存在を受け入れられるようになった」ことで、ブリジットは、最近やっと、自分のこれからの人生を、生きていける勇気みたいなのが出てきたのだそうです。

そして、これまでも、パトリックに対抗して、「私も、家の外に恋人を作ろう・・・」と思っても、結局、最後まで踏み切れず、未遂に終わった恋愛沙汰がいくつかあったのだそうですが・・・

これからは、本格的に、新しく一緒にいられる相手を見つけたいと思う、とのことでした。

私だって、みんなと同じ。calin(スキンシップ)が欲しいもの・・・

と、はっきり言うブリジットは、もう若くはないものの(50代)、とても魅力的で女性らしいと思いました。


 JUGEMテーマ:恋愛/結婚
| サラ | フランス人の恋愛観 | 22:26 | comments(21) | - |
娘の初めての恋(2)
やっと、初めて念願の彼氏ができた娘ですが、2日に1回ぐらい、昼間に公園でデートしたり、他の友達と、映画を見に行ったりしているようです。

(前編は、「リセエンヌの恋と夫の反応」をお読みください!)

…とはいえ、夫がやたらと心配して、

僕は、おしべとかめしべとかの話をするのは嫌だからね!

学校でも、一応、指導していると思うけど…

彼氏とか、友達の情報は、たぶんかなり適当だからさ…

…ちゃんと君のほうから、説明しておかないと行けないんじゃないの?

と言われました。

私も、そういう話は苦手なので、うーん、気が重いなぁ…と思いつつ、やっぱり何もしないのも、良くないと思い、悩んでいたのですが…

夫に「何ヶ月も、待っていたら、手遅れだからね…」と釘を刺され、それも、もっともだと思ったので…


仲良くしている夫のおばさんと、ちょうど会う機会があったので、そんな話をしました。

私も、うちの親からして、そういう話は絶対にしない家だったので、自分も、娘にそういう話題を、どうやって持ち出していいか分からない…と言うと、80歳を超えているおばさんに、

意外と昔くさいのね!…そういうセリフは、私の世代のものだと思っていたわよ!

とからかわれてしまいました。

とはいえ、おばさんもいいアイディアがあるわけでもなく、今度、年頃の娘が二人いる、おばさんの娘に話をしてみようかな、という感じになりました。

(とはいえ、おばさんの娘ブリジットは、68年世代←いわゆるフランスのヒッピーっぽい世代の人なので、私と意見が合うか、良く分かりませんが…)

結局、おばさんと別れてから、何か、母から娘へ、みたいな感じの、いい本があれば…

と思い、amazon.frでめぼしをつけてから、夫を連れて近所の本屋さんに行き、こんな本を買いました。

フランス本1
Le Dico des Filles」(女の子の辞典、という意味です)

いわゆる、「おしべとめしべ」とか、局部の断面図、みたいなのではなくて、読んだ印象はティーン用雑誌みたいな感じで、2ページで1つの記事、のような感じになっています。

ちなみに、一応、辞書の形式(ABC順)をとっていて、百科事典みたいな体裁になっています。

いくつか、気になる項目が、どんな感じに書いてあるかを、ふたりで読んでみたのですが…

単に、避妊とか、機能的な話しだけではなく、もっと恋愛の心理的な面とか、責任についてや、もっと深刻な問題についても、簡潔に読みやすく、きちんと説明してあり、好感が持てました。

たとえば、アルコールやドラッグの項目なども、作用と服作用がきちんと説明されていて、フランスでは、ソフトなドラッグは結構蔓延しているのですが、若い子も、こういう情報源があるかないかで、かなり反応が違うだろうな、と思いました。

あとは、恋愛とは直接関係がありませんが…

どうして嘘をついてはいけないの?…あなたの正直度テスト」とか、「部屋を片付ける秘訣」など、なかなかモラル的にも、親として嬉しい項目が沢山ありました。

とはいえ、自分でも、もう少し情報を得ておきたいと思ったので…

フランス本2
Amazon.frで、こういう本も買いました。

Parler de sexualite aux ados」(性についてティーンエイジャーに話す)

心理学者でソーシャル・ワーカーみたいな感じの人が書いていて、いろんなケース・スタディーみたいな感じで、非常に読みやすいのですが…

普通に「中学・高校生の恋愛」という枠を超えて、もっと心理的、社会的な問題を抱えている子の話が多くて、フランスでは、そういう例は多分珍しいことではないのかもしれませんが…、読んでいて衝撃を受けることも多いです。


…結局、なかなか、娘と面と向かって、そういう話は出来ずにいますが…

上の「Le Dico des Filles」は、娘に「なにこれ〜!」と拒絶されるかな??と心配していたのですが、意外と嬉しかったらしく、「ありがとうー!!嬉しい!」と喜んで、毎日じっくり読んでくれているようなので、一応、ほっとしています。


…それだけで、いいのかなぁ?という、一抹の不安はあるものの…

ティーンの娘さんがいるおうちでは、どのように対応されているのでしょうか???

 JUGEMテーマ:フランス
| サラ | フランス人の恋愛観 | 17:22 | comments(10) | - |
マリアンヌの年の離れた恋人(続々編)
かなり前にご紹介した恋愛の話ですが…

親戚の女の子で、20歳そこそこのマリアンヌが、年の差なんと30歳、しかも、お父さんの親友と付き合っていた…という話の続編です。

マリアンヌの恋人(1) 

マリアンヌの恋人(2)
http://monpetitchou.jugem.jp/?eid=118

家族には以前から公認で付き合っていて、1年ぐらい前からは、彼と一緒に住んでいたのですが、とうとう、この二人、先日、めでたく結婚しました。

私たちが仲良くしているのは、近所に住んでいる夫のおじさん・おばさん(マリアンヌの祖父母に当たる人)なんですが…

彼らにとっては、マリアンヌは初孫でもあり、小さい頃から成績優秀で、とても「いい子ちゃん」だったマリアンヌが、

あんなおじいさんと結婚してしまうなんて…

と、いつまでも嘆くおばさんでした。

とはいえ、彼のほうは離婚経験もあり、結婚式は家族と親友だけでするらしく、私たちは、そんなに普段つきあいもないので、招待されなかったのですが…

当然ながら、おじさん・おばさんは、結婚式に参加することになっていました。


…後日、結婚式から帰ってきたおばさんに、「どうだった?」と聞いたところ…

すべてが素晴らしかったのよ。

新郎があんなに年取ってなければ、もっと良かったんだけど…!

と相変わらず、マリアンヌの彼の年齢にこだわっていました…

うちの夫は、おじさん・おばさんには、前からずっと、マリアンヌの彼が、いいひとで、ふたりが幸せならば、それでいいじゃないか??と言っていたのですが…


実際に、帰り道で、私たちだけになると、

マリアンヌは気が強いから、自分が『結婚したい』と思ったら、なんとしても相手を説得して結婚するタイプなんだろうね…

という話になり…

夫の意見では、

マリアンヌは、怖いもの知らずだし、自分の思ったとおり、初志貫徹でいいけどさ…

50歳超の彼氏のほうは、地方の町で働いていて、マリアンヌとあまり変わらない年齢の子供もいるし、会社の人や友達の手前もあるし、結婚するのは、よほど勇気が行っただろうな…

と言っていました。

まだ付き合ってるだけなら、友達なんかの手前、まあ、親友の娘さんだし、もっと若い男がみつかるまで、とりあえず、お世話しているようなもんだよ、みたいな態度も取れるかもしれないけど、結婚となると、言い訳できないからなあ…

子供にだって、『おまえと年齢があまり変わらないけど、新しいお母さんだよ!』っていうのも、格好がつかないだろうなあ…

その上、

僕が君と別れて、アンヌソフィー(←娘の親友のなかで一番美人な子)と結婚するようなもんだからね…

それを、たとえば、家族とかに紹介するとなると…

やっぱり色々、世間体はまずいだろうな…

と、不思議ないらぬ心配をしていました。

なので、

いや、私と別れてあなたが再婚する相手は、クレア(←娘の親友のなかでは、一番もっさりした、ド近眼めがねの、おたくタイプの子)かもしれないよ…

と言っておきました。

おばさんのほうは、あと何年ぐらい幸せな結婚生活が送れるんだろうか、とか、子供が生まれたら、おとうさんがおじいさんだと思われていじめられないか、とか、子供が生まれたとたんに、彼がぽっくり死んじゃったらどうしよう、とか、でも、逆に、彼が年だから子供ができなくて、マリアンヌは子供が欲しかったら可哀想だとか、彼があと10年ぐらいで老人ぽくなって、若いマリアンヌの人生が介護地獄になったらどうしよう、とか、色々悩みでいっぱいのようでしたが…


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| サラ | フランス人の恋愛観 | 16:21 | comments(6) | - |

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