国際結婚しかも子連れ再婚(ステップファミリーのフランス生活)

毎日「おー、こういう時にはこうくるか?!」って驚くカルチャーギャップ。
国際結婚のホンネ話や、ステップファミリーのトホホな苦労話、笑っちゃう勘違い、などなど!
国際結婚&再婚のほんとのところを語ります。
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毛じらみにかかった私
毛じらみの話の続きです。

(何度も、気持ち悪い話で恐縮です…今回は、前回以上に気持ち悪いので、虫系の苦手なかたはスルーしてください!)


今回、とうとう私も、生まれて初めて、ついに、毛じらみをもらってしまいました!!


数日前から、ジョジョ君が、やたらと頭をボリボリしていて、シャンプー後にちょっと確認したら、そのときはなにも怪しいものが見つからなかったので、


「ちゃんとシャワーで流してるの?」

「やってるよ〜!」

みたいな会話で終了したのですが…


その次の日から、私の頭やうなじも、異常なほどかゆくなり、腕もかゆくなったので、最初は、「季節性のアトピーかな?」と思っていたのですが…

その日に、ジョジョ君の学校から、例の「毛じらみのお知らせ」が来たので、徹底調査したところ、ジョジョ君の頭から、超ミニサイズの毛じらみが見つかりました。

そこで、私も心配になり、バスルームに閉じこもって、散々「毛じらみ用」のくしで、髪をとかしたところ、卵らしいものが2つほど見つかりました。


日本で、ジョジョ君用に買った、「ドラえもんのサイエンス」雑誌(以下参照)の付録の顕微鏡がうちにあったのですが、実は、前回ジョジョ君が毛じらみにかかったときも、結構ふたりで観察に精を出したので、今回も、出してきて、ジョジョ君とふたりで、バスルームで「毛じらみ」観察に励むようになりました。


生物実験みたいでグロいんですが…

白いタイルの上に怪しい物体を置いて、この顕微鏡で見ると、ちゃちな割に、驚くほどクリアに見えて、本当にビックリします。


しかも、水の中に浮いていたやつを、指でつぶして、タイルの上に置いたのに、ちゃんと生きていて、脚をムニムニっと動かしているのが分かるので、本当に気持ち悪いです。



それで、退治ローションの使用後、シャンプーした後のお風呂にも、怪しい黒い点みたいなものがいくつもあったので、顕微鏡で見ると、ちゃんとしらみが死んでいるのが分かりました。


その後も、毎日シャワーの後、髪の毛を専用のくしでとかして、怪しいものがまだ髪にいないか、チェックしているのですが…

髪の毛に、卵が結構頑丈にくっついていて、なかなか一度では取れないようです。

くしに卵が挟まっているのも、肉眼だと「??」ですが、顕微鏡で見ると分かります。



ちなみに、見たことのない方は「毛じらみって、どんなものなの?」と思われると思うんですが…


実物は、肉眼では1〜2mmの粒にしか見えないので、ほかのゴミとあまり区別がつきません…

(パリに住んでいたときに、娘がもらってきたヤツは、脚が生えてるのも、しっかり肉眼で見えたんですが、今回ジョジョ君の髪にやってきた方々は小型だったので、怪しい大きさ・形であるということしか分かりませんでした…)


この顕微鏡で見ると、このぐらいクリアに見えます。


毛じらみ画像
(さすがに写真を撮れなかったので、フランス語の毛じらみpouxで検索して出てきた画像を転載しています)



この顕微鏡が大活躍。


うちには、私が買ったものと、母が知らずに買ってくれたものと、同じ顕微鏡が2つあるため、シャワーの後のバスルームにジョジョ君と二人で閉じこもって、「ギャー、すごいのがいた」「あ、これもすごい」など、まさに生物室のような状態です。


ただし、ひとつ見つかると、面白すぎて、ついはまってしまい、この顕微鏡を覗き込みすぎて、すっかり肩がこってしまいました。

 
JUGEMテーマ:自分のこと

 
| サラ | フランスの病気・医療 | 21:26 | comments(11) | - |
おなかが痛い
結構前から、下腹(腸の辺り)がなんとなく痛くて、気になっています・・・

一応、かかりつけ医に相談したところ、診察の結果、特に病気ということではありませんでした・・・

強烈な痛みはないのですが、夜中に、なんとなく下腹が痛くて、目が覚めることがあったりして、気になります。

痛む場所や、状況からして、一種の「腸けいれん」らしい可能性があるということだったので、Spasfon(けいれん薬)の更に特化したらしいバージョン(Meteospasmyl)を処方されました。

最初は、これを飲むと結構楽になっていたのですが・・・

毎日飲んでいたら、だんだん効かなくなってる気がしてきたので、最近は、本当に辛いな、と思うとき以外、あまり飲んでいません。

ちなみに、腸けいれんの人は、便秘とか下痢になるらしいのですが、私は、そのパターンではないみたいです。


友達で、フィトテラピー(自然の薬草などを使った療法)のお店に良く行く人がいたので、一度、一緒について行って、お店の人に、症状を説明したのですが、

「それは、たぶんストレスから来ているから、薬で解決しようと思わず、ストレスを解消する方向でがんばって!」

と言われ、何も買わずに帰ってきました(苦笑)


ということで、まだいい解決法が見つかっていません・・・


とはいえ、ほぼ常に気になる状態なので、何とかして、少しでも、解消したいと思っています。

近所に教室があったので、「フェルデンクライス・メソッド」のクラスに行ってみました。

私の腹痛に効くかは、分かりませんが・・・


ちなみに、最初のクラスは、先週からスタートしたのですが、生徒は、ほぼ、おばあさんばっかりで、ちょっとビックリしました。

60歳未満の生徒はゼロ、70歳未満も少数派、という感じでした(笑)

みんなニコニコしていたけど、ちょっと場違いな感じがしました。


しかも、20人ぐらいのおばあさんの中に、たった2人のおじいさん、という生徒構成だったのですが、遅れてきたその2人のおじいさんが、なぜか、わたしの左右すぐ隣に座ったので、おばあさんたちの嫉妬を買いそうな状況です・・・

うちの夫にその話をしたら、大爆笑していましたが・・・

通い続けようかどうか、ちょっと悩んでいます・・・


 JUGEMテーマ:気になること
| サラ | フランスの病気・医療 | 11:14 | comments(8) | - |
IUD体験記(1年後)
去年のちょうど今頃、避妊ピルをやめてIUDを入れたのですが・・・

詳しい話は、以下をお読みください。


この点について、色々と書きたいことはあったものの、話題が色々ありすぎて、なかなか書けずにいました。

実は、避妊ピルをやめて、IUDにした一番大きな理由は、「胸のしこり(繊維線種)ができたことだったのですが・・・


注:実際には、ピルのせいでしこりができたという証拠はありません・・・

それ以外にも、この低容量ピルを飲み始めてから、よく胸がムカムカすることと、変な話ですが、その気がなくなってしまった・・・というのも、ピルをやめたかった理由です。

また、前回は書きませんでしたが、胸のしこりが出た頃は、「やる気」がない上に、とても不快な性交痛を感じるようになってしまって、夫婦関係はかなりローテンションになっていました。

性交痛の出始めた時期については、このピル(Jasminelle)を使い始めた時期と、2番目の子供の授乳をやめたあたりの時期が重なっているのですが、このちょっと後から、ちょうど子供の夜泣きで不眠が続いて、体調も悪く、「それどころではない」というのが本音だったので、これも、本当の原因はわかりません。

一応、胸のしこりの件があったときと、IUDを入れたときに、かかりつけ医と婦人科医の両方に相談して、治療も試みたのですが、あまり改善が見られませんでした。


ちなみに、ピルをやめて以来、以前の繊維線種は、そのままの大きさで残っているものの、他には、胸のしこりは出現していません

とはいえ、自分でも、ときどき、変なしこりがないかを確認しつつ、1年に一度ペースで、マンモグラフィーとエコグラフィーを受けて、経過を確認していくつもりです。


2つ目の点(胸がむかつく問題)については、ピルをやめてからも、少し「ムカムカするな・・・」という感じはありましたが、3ヶ月〜半年ぐらいしたあたりから、だいぶ減りました。

なので、やっぱりピルのせいだったのだと思います。


3つ目の問題(性欲)については・・・

・・・こういう話題は、書きにくいのですが・・・

ずっと低調だったのに、1ヵ月ぐらい前から、なんか急に、むらむらしてきました(爆)

これについては、下に少し書きます・・・


4つ目の問題(性交痛)ですが・・・

これも、書きにくいのですが・・・

同じような問題の方もいるかもしれませんので、書いておきます。


(ちなみに、あまりエグい表現は使わないように書きますが・・・

話題が話題なので、不快に思われる方がいらっしゃったら、続きは読まないでください!

また、コメントは歓迎ですが、乙女の社交場なので(爆)エグい言葉や表現はできるだけ避けて頂けると嬉しいです・・・)


私の場合、性交痛に関して、細かく分析すると、ピル服飲中の時点で、4つ問題があって、

1)表面が乾燥して、接触すると痛い

2)中が乾燥して、接触すると痛い

3)ポジションによっては、ものすごく痛い

4)軽いカンジダ症が発生して、夫も痛い、


という散々な状態でした。

ちなみに、ピルを飲まなくなってすぐに、2)と3)は改善しました。

3)については、あまりに痛いので、機能上の問題があるのでは、と思っていたのですが・・・

かかりつけ医のところでも、婦人科医も、機能的・形状的な異常はない、ということでした。

これも、どういう関係か分かりませんが、私の場合、ピルと関係があったようです。


4)のカンジダ症については、するときに乾燥して痛いために、粘膜などの抵抗力が衰えて、普段は一定数におさまっている菌が異常に増えてしまい、症状がでる。また、そうなると、男性側にも感染する、という説明でした。

カンジダ症は、座薬と塗り薬で治療をしました(夫も塗り薬を使用)

たいした症状ではないのですが、結構時間はかかりました(数ヶ月ぐらい)

なかなか治らないので業を煮やしていたら、そのうち治りました。


1)については、少しは改善されましたが、完全に良くなったとは言いがたいです。

私は、前より痛みを感じなくなったのですが・・・夫のほうが、問題があるようです。

他に書きようがないので、ここだけダイレクトな表現ですみませんが・・・

すべらないので、ものすごく入れにくい」のだそうです。


これについては、処方してもらった座薬や塗り薬や、市販のジェルなどを試しましたが、あまり効果がありません。


私としては、あまりやる気はないものの、これまで一応、夫が「頑張って治そう」と言ってくれていたので、それだけ頑張ってきたのですが・・・

カンジダ症も、いつの間にか治っていて、先月ぐらいから、自分自身が、久しぶりに、その気になってきました。

・・・ピルの影響がなくなるのに、それだけ時間がかかった、ということなのでしょうか???


ところが、夫は、これまで頑張って治そうとしてきたぶん、症状が治ったら、どっと疲れたらしく、逆にローテンションになってしまいました・・・

他にも理由はあるのですが・・・

・・・私としては、この展開に、なんとなく納得がいきません・・・(爆)


ところで、ホルモン含有タイプのIUDを入れていることが、表面の乾燥の原因になっているのかどうかは分かりませんが(かかりつけ医は関係ない、と言っていますが、低容量ピルも、乾燥とは関係ないはずだったので・・・医師の回答には不満)、IUDを抜いてみたら、改善するだろうか??というのが、さいきんの夫と私の一番の疑問です。

でも、入れるときに、結構いたい思いもしたし、ふらふらしたりしたので、「とりあえず抜いてみよう」、と思い切れずにいます。


ちなみに、IUDを入れて数ヶ月で、生理はものすごく軽くなって、2ヶ月に一度ぐらいのペースで、生理の始まるときとか最終日のような、本当にわずかな出血になってしまいました。

逆に、ピルのときより長く(とはいえ、1週間ぐらい)ピルのように、はっきりと生理日の計算ができないのが不便ですが、パンティライナー程度で十分なので、たしかに快適です。

昔から、しめつけられるタイプのガードル系の下着は大嫌いでしたが、生理用パンツは、私の人生から完全に埋葬されました(爆)


とはいえ、もしホルモンの影響で不快な症状が続いているのであれば、最初から、ホルモン含有タイプでないIUDにしておけば良かったな、と思ったりもします。


この間、夫に、「他にもっと自然な避妊方法があればいいのにね・・・

というと、「何もしないのがいいんじゃない?」と言っていました・・・


それも、なんか悲しすぎる気がするけど・・・

というか、それが答えなら、IUD入れなければ良かったような・・・(爆)


皆さんにとっては、理想的なソリューションはどんな感じですか???


JUGEMテーマ:恋愛/結婚
| サラ | フランスの病気・医療 | 21:04 | comments(12) | - |
IUD体験記(2)
前回からの続きです。

IUD(Mirena)パッケージ写真
ちなみに、フランスの場合、処方箋でもって、IUDを薬局であらかじめ購入して、予約した日に婦人科に持参します。

買いに行ったら、上腕ぐらいの長さの箱で、長くてビックリしたので、写真撮影。

アプリケーターが長いだけで、IUD本体は、そんなに長くないみたいです。


フランス女子の場合、普通は、いつもお世話になっている婦人科の先生がいるようなのですが、私の場合、これまで、ピルの処方とか子宮頸がんの定期検査など、かかりつけ医のできる範囲で済んでいたので、初めて婦人科に予約を入れました。


私立のクリニックの婦人科に電話をして、IUDを入れたいという旨を伝えたところ、次回の生理の始まる日を1日目として、それから10日以内(IUDの取扱説明書には7日以内と書いてありました)に予約を取るように、と言われて、生理が始まる日から数えて6日目を提案されました。

私の場合、ピルで生理が少し軽くなっており、だいたい4日か5日で出血はなくなるので、そのくらいなら、ちょうどいいと思いました。


さて当日、私は、子宮頸がんの検査程度の痛み、と聞いていたので、IUD自体は、全く安心しきっていたのですが、知らない男のお医者さん、というのだけが引っかかっていました。


うちの夫が、いつもながら、心配してついてきてくれたのですが・・・


婦人科の待合室に顔を出すほかの先生は、脂ギッシュだったり毛むくじゃらっぽい腕の人だったので、夫にこっそり、「あの先生じゃないといいなぁ」とか「あ、あれもやだ」などと言っていたところ・・・

私が予約を入れたお医者さんは、初老の優しそうな先生で、少しほっとしました・・・

(フランスの場合、受付で予約を入れている旨を言うと、待合室に当の先生が迎えに来てくれることが多いです・・・)


まず、なにかと道具をつっこんで子宮頸を調べて、それから子宮の大きさを調べ、その後でIUDを中に入れました。

子宮の大きさを調べる時点で、ちょっとお腹の中が引っ張られるような痛さがあったのですが、IUDを入れるときに、子宮口を少し開いたらしく、結構痛かったです。

たとえて言えば、陣痛の始まったときみたいな感じというか、重い生理痛みたいな感じでした。

とはいえ、あっという間に終了して、その後、エコーできちんと入っているかどうかを確認して終了でした。


下腹部の痛みはあったものの、終わってほっとして、待合室にいた夫を迎えに行って、受付でお金を払っていたところ・・・


とつぜん、すごいめまいがして、すぐ横にあった椅子に座ったのですが、それでも全然めまいが取れず、あまりにも気持ち悪いので、空いていた診察室に連れて行ってもらって、診察台に横になりました。

とはいえ、婦人科の診察台なので、ベッドは普通の半分ぐらいの長さで、足を乗せる部分は、例の開脚台?しかなく、寝ていてもあまり快適ではなかったのですが・・・


すぐに受付の人が先生を呼んでくれて、さっきの先生が来てくれたのですが・・・

子宮口を開いたから、気持ちが悪くなったりすることは良くあることだよ

と言って、砂糖の薄い塊のようなものを口に入れてくれました。


それで、10分ぐらい横になっていたら、だいぶ楽になったので、また会計の続きをしに受付に戻ったところ、またしびれるようなめまいがして、また診察室に急いで戻って横になりました。


ねっころがって汗をかいていると、また呼び出された先生がすぐに来て、今度はでかい錠剤を2つ口に入れられました。そのくせ、

あっ、水を忘れていた!

というので、夫が急いで待合室のウォータークーラーまで走って水を取ってきました。

飲まされた錠剤は、「スパスフォン」という収縮防止剤でした。

(フランスでは、妊娠中の弱い陣痛とか、下痢でお腹が痛いときなどに飲むと、収縮が収まるという薬)
スパスフォンとグルコース写真
(・・・先生が手みやげ?にくれた、スパスフォンとグルコース(砂糖?)

この写真だと、大きさが分からないかもしれませんが、M&Mよりでかいです・・・)


それで一応、血圧も測ってくれたのですが、10-6で、低血圧の私には普通の値でした。

(フランスの血圧は、単に表示が、日本のより1桁少ないです・・・10-6で日本で言うところの「高100-低60」ということで、細かい1桁単位は無視するようです・・・)


そのうち、少しずつ楽になりました。

ちょっとフラフラしたし、下腹部もまだ痛かったけど、なんとか家に帰って、普通に過ごしているうちに、翌朝はもうなんともなくて、単に生理の軽い痛み程度でした。

少しだけ出血もしましたが、生理の終わりの日ぐらいの本当にかるい出血でした。

翌々日には、本当になんともなくなり、お腹に異物が入っていることもすっかり忘れてしまうほどでした。


おまけに、いつも、「寝る前に忘れずにピルを飲まなくては・・・」、と思っていたのが、飲み忘れの心配がいらないのと、胸のしこりの一件があってから、なんとなく毎日、ピルを飲むのが気が重かったので、心理的にはものすごい開放感があります。


そういえば余計な話ですが・・・


IUDを入れた直後に、先生に一応、

そういえば、どのぐらいしたら関係を再開してかまわないんですか?

と聞いたところ、先生が、

待つ必要はありませんよ。なにしろ、彼はもうそこにいるんだから・・・
(il est deja la)

とあっさり言われて、

そりゃ夫がついてきたけど、別に、すぐにしたくて一緒に来た訳じゃないのに!!

と一瞬思って、かぁーっとした後、それからすぐに、

il(彼)」というのが、IUDのことだと気がつきました・・・

(フランス語は名詞に性別があるので、le sterilet = ilで受けている。英語だとitになりますが・・・)

・・・自分、馬鹿すぎる・・・


帰り道、夫にその話をしたら、すごくウケていました。



ちなみに、お値段のほうは、IUD本体の箱に書いてある値段が100ユーロ強でしたが、保険適用後、私が薬局に支払ったのが50ユーロ強で、婦人科の診療代が40ユーロ程度でした。

2ヵ月後に、ちゃんとIUDが入っているかを確認するために再診する以外は、特にもうチェックは必要なく、IUD自体は、5年間有効だそうです。

 JUGEMテーマ:国際結婚
| サラ | フランスの病気・医療 | 16:18 | comments(23) | - |
IUD体験記(1)
一ヶ月ぐらい前に、胸のしこりの生検を受けた話を書いたのですが・・・

「胸のしこり(繊維線種)とピルの関係」
→(http://monpetitchou.jugem.jp/?eid=355

その後、かかりつけ医に行く機会があったので、避妊法の変更を相談してみました。

というのも、この2年ぐらい飲んでいるピル(Jasminelleという低容量ピル)が自分にあっていないような気がしてならなかったので、胸のしこりをきっかけに、別の方法を試してみようと思っていたからです。


先生に、ピルはやめて、ステリレ(IUD)を使ってみたいと思っていると話したところ・・・

私のかかりつけの先生は、私と同年代の女医さんなんですが、当人も使っているらしく、

すごくいいよ!本当におすすめ!!!

と、すぐに処方箋を書いてくれました。


先生が薦めてくれたIUDは、ホルモン付加のタイプ(製品名Mirena)だったのですが、IUDにはホルモンが付加されておらず胴を使ったものもあります。

先生の説明によると、

1)ホルモン付加の場合、生理が非常に軽くなるか、50%ぐらいの割合の女性で生理がなくなるので、とても楽であること(先生もこのタイプを使用しているようでした)

2)ホルモンは局所にしか影響を与えないので、ピル服用に比べると、ホルモンを体内に入れているせいで発病する病気の率はものすごく低くなる、

という説明だったので、これでいいかな、と思いました。


インターネットであらかじめ調べた感じでは、日本でも使用できる避妊法らしいのですが、日本ではあまり広まっていないようです。

フランスでは、子供を生んだ世代の女性には、非常に広く使われている方法だそうです。


先生に、「体に合わなくて使えない人もいると聞いたんですが・・・

と質問したところ、先生の知っている限り、体に合わない患者さんはひとりもいなかったそうです。

ただ、ステリレを使いたくない、という患者さんが時々いて、その主な理由は、

生理がなくなるのが嫌だから・・・

というものなのだそうです。

先生としては、

生理がないほうが楽でいいのにね!・・・でも、生理が来ないと、女じゃないような気持ちになるみたいよ・・・

ということで、理解しがたい!!、と言っていましたが、私は、なんとなくどっちの気持ちも分かるような・・・

でも、実際には、生理がないほうが、楽でいいな、と思いました。


入れるときの痛みも、子宮頸がんの検査と同じぐらいで、たいしたことはない、といわれました。


とはいえ、かかりつけの先生は、IUDを入れてくれないので、婦人科に予約を入れなくてはなりません。

先生の推薦してくれた先は、

1)個人の開業医(女医さん)
2)婦人科のある私立クリニック
3)婦人科のある公立病院

で、電話帳を見ると、私立クリニックの婦人科医は、男の名前ばかりが並んでいたので、当然、開業医の女医さんにしようと思ったのですが・・・


電話をかけてみると、

6ヶ月先まで予約が一杯です!

といわれ、さすがに、もうピルは飲みたくないと思って決めたのに、あと6ヶ月も待つのは嫌なので、男の先生でもいいや、と思って、胸の生検をしたのと同じ私立クリニックの婦人科に予約を入れました。


実際に入れたのは数日前なのですが・・・長くなったので、次に書きます。

JUGEMテーマ:女性の病気
| サラ | フランスの病気・医療 | 20:36 | comments(2) | - |
胸のしこり(繊維腺腫)とピルの関係…
年明けから、胸のしこりの検査を受けていましたが…

前回受けた生検の結果が「良性」と出ました。

(前回のお話はこちらです⇒ http://monpetitchou.jugem.jp/?eid=352

結局、私の胸のしこりは、最初から「たぶん問題ない」と言われていたとおり、良性の繊維腺腫だったそうです。

ちなみに、フランスの場合は、良性の繊維腺腫は特に患者の希望がない限り、取らずに様子を見るそうで、私の場合は、6ヵ月後に経過を見るために、エコーを受けに来てください、ということでした。


ところで、話は変わりますが…

今の夫と出会ってから、低容量ピルを飲んでいるのですが…

今回、しこりができて、ピルとどの程度関係があるのかは分かりませんが、そろそろ年齢的にも、癌の発生などリスクが増える年になることも考えて、気になっています。

子供が生まれて授乳を終えた後は、かかりつけ医のすすめもあり、フランスでもまだ保険適用されていない、かなり低容量のピルに変えていたので、これまであまり心配していなかったんですが…

(ちなみに、ピルは日本で飲み始めて、フランスに来てからも同じ配合のものを飲んでいました。

日本では1ヶ月分が3千円ぐらいで、まあそんなものかな、と思っていたのですが…

同じものがフランスでは保険が適用になり、3ヶ月分で3ユーロ!だったので、値段の差にぶっ飛びました!!

今飲んでいるピルはJasminelleという名前で、保険がきかないとはいえ、3か月分がだいたい30ユーロぐらいです…)


最近、雑誌でIUD(フランスでは「ステリレ」と呼ばれる)の記事を読んだのですが…

ずっとホルモンを取り続けるよりも、いい方法があるなら…

他の方法に切り替えてみたくなりました…


ちなみに、今のピルを飲み始めてから、たまに胸がムカムカする気がします。

かかりつけの先生に以前から何度か相談したところ、ピルとはたぶん関係ないと言うのですが…


あと、これはフランス人がよく言うことなんですが…

ピルを飲んでいると、ホルモンの具合的に、「libido dans les chausettes」になる女性が多いそうです。

直訳すると、「リビドーがくつしたに落ちる」、という表現ですが、ありていに言えば「やる気がでない」という意味です…

日本のサイトを見ていると、女子のリビドーというのは、避妊法の決定要因として、あまり重要視されていないと思うんですが、フランスのサイトなどを見ていると、フランス女子にとっては、非常に重要な要因のようです…

そういうのもお国柄なのかな??と思いましたが…


ステリレに替えて、やる気まんまん?になってしまったとしたら、それもなんとなく困るんですが…(笑)


今度、かかりつけ医に相談してみようと思っています…


JUGEMテーマ:女性の病気
| サラ | フランスの病気・医療 | 22:49 | comments(26) | - |
胸のしこり検査(生検)
以前にも書きましたが、胸にしこりが見つかったので、一応、乳がんの可能性などがないかどうか、検査をしてもらっています。

フランスで、医療機関を利用される際の参考になれば幸いです

今のところ、

1)かかりつけ医による触診


2)エコー+マンモグラフィー


3)MRI


4)生検


の4段階目まできてしまいました。

なんでも、私のしこりの形は、良性のしこり、いわゆる繊維腺腫のよくあるものに近いのだそうですが、周囲に怪しい影が見えるあるので、それが癌などの悪性腫瘍の可能性がないか、最大限まで突き止めてくれるのだそうです。

(インターネットで調べていて、このサイトがわかりやすかったので、しこりに悩んでいたり、疑問がある方は、ぜひ見てみてください!


ちなみに、私が受けた検査は、ビオプシーと呼ばれるもので、日本語では、針生検かマンモトームというようです。

一応、前もってアシスタントの女性が説明をしてくれたので、あまり心配せずに検査を受けることができましたが…


検査プロセスは、ちょっとえぐいんですが…

参考にしていただける場合があるかもしれませんので、あえて書いておきます。


まず、上半身裸で仰向けにねっころがった状態で、医師がしこりの部分にエコー(超音波)を当てて位置を確認します。


それから、しこりの周辺に局所麻酔注射をします。

先生にあらかじめ教えてもらっていましたが、注射液が入ると、熱い感じがします。

まあ、局所麻酔なので、重大度としては、歯医者さんでちょっと痛い歯の治療をするぐらいのイメージです。

歯科麻酔と同じで、すぐに麻酔が効くようです。


麻酔後すぐに、一枚歯のかみそりで、皮下(だったと思う)細胞まで小さい切れ込みをいれます。

このかみそりが、昔のドラマの脅迫状とかに入ってるようなやつだったので、ちょっと、それを見たときは、ちびりそうになりましたが…(笑)

もちろん、麻酔が効いているし、たいした切れ込みを入れるわけではないので、ぜんぜん痛みは感じません。

その穴に、漫才で出てきそうなでっかい注射器の先に、長さ15センチぐらいのごっつい針をつっこんで、再度エコーでしこり部分にしっかり刺さっていることを確認した上で、「ばっちん!」とやると、しこり内の細胞がピュッと注射器に吸引される仕組みになっているようです。

これを4回やり、採取した細胞を小さいビンに入れていました。

(ちなみに、ごっつい針はできるだけ見ないようにしていましたが…

取れた細胞は、鳥の胸肉を切り分けたときの小さい破片みたいなものでした…)


その間も、相変わらず、いつものように…

子供は何人いて、思春期の娘のどんなことがむかつくだの、バカンスが終わってほっとしているだの、そういう世間話をして盛り上がっていました。

アシスタントの女性が、

男の子が3人いるけど、男の子はいくつになっても、すごくかわいいよ〜

とかそんな話をしていて、医師も、

自分の子はまだ1歳ちょっとだから、これからどうなるのかよくわからない…

とか身の上話大会のようになっていました。


フランスの場合、こういう会話も、医療サービスの一環というか、お喋りが趣味な人が多いので、最近は慣れましたが…

医療関係の人たちと治療中などに話をする場合、どの程度、プライベートな話をしてもいいのか、どの程度まで盛り上がるべきなのか、みたいな暗黙の了解がやっぱりあるんだろうな…???など、無駄なことを考えてしまいます。


日本でも、知らない美容院に行くと、美容師のお喋りにどの程度乗ればいいのか、美容師の質問には、どの程度正直に答えるべきなのか…など、いつも悩み、結局、途中から雑誌を読んでいるふりをしたりしていますが…


今回も、注射針で「ばっちん」をするときに、盛り上がって喋っていていいものなのか??とちょっと気になりましたが、先生はあまり気にしていない様子でした。

細胞の採取が終わると、細長い5センチぐらいのテープを傷口にブラックジャック?みたいに何個か貼り付けて、その上にガーゼとテープをくっつけて、それで終了でした。

5日ぐらいすると、傷口が固まってくるので、あとは普通の消毒で普通の絆創膏を貼っておけば、そのうち傷がなくなってしまうそうです。


後で麻酔が切れて、痛みがでるから、手持ちのパラセタモールなど、非アスピリン系の痛み止めを飲んでよい、といわれました。

フランスでは、ドリプラン、エフェラルガンなどの商品名で薬局で安く簡単に手に入ります)

ちなみに、アスピリンは、血の流れを促進してしまうので、手術の前後には飲んではいけないことになっています。


最初、ガーゼがあまりにもでかいので、なんかすごく痛いような気がしていたのですが、よくよく見ると、テープがわきの下の近くにくっついているやつが痛かっただけでした(笑)

はっきりいって、料理をしていて指先の皮膚をちょっと切ったのとあまり変わらないぐらいの痛みだったので、寝る前だけ、念のためドリプラン500(大人の定量の半分)を飲みましたが、特に問題なかったです。


うちの夫は、ものすごく心配して、

局所麻酔とはいえ、検査の後にフラフラするかもしれないから…

と、病院についてきてくれたのですが…

ちなみに、前回のMRIがかなり不気味だった話をしたので、夫は、今回はもっと活躍しなくては、と思ったらしく、検査のときに同席して手を握っていていいか、と受付に聞いていましたが、

狭いから駄目です!

と断られて待合室で待っていました。

でも、病院とかメスとか血が大嫌いな夫なので、あのカミソリや、ぶっとい針を見たら、気絶してしまったかもしれません(笑)


とはいえ、やっぱり、こういう検査をすると、事細かに様子を話したくなるので…

帰路にかなり詳しく、かみそりの様子とか、針の太さがこんなだった、という話をしたので、夫は「ぐへー、気持ち悪い〜!!」と、かなりめげていました…(笑)


でも、しこりの細胞をピュッと4回も取った話をしたところ…

君の場合、そんなに細胞を取ったら、もともと小さい胸が、全部吸い取られてしまったんじゃないのか?

とか、

ついでだから、ちょっとボリューム・アップしてもらえれば良かったのにね!

など、どうでもいいジョークを言って、怖いのをごまかしていました。


ちなみに結果は10日後ぐらいに分かるそうです。

今回の先生も、悪性の可能性はかなり少ない、と言ってくれていたのですが…

この生検で、悪性の可能性があれば、同じところから穴をもう少し開けて、手術でとってしまうそうです。


JUGEMテーマ:フランス
| サラ | フランスの病気・医療 | 17:35 | comments(14) | - |
胸のしこり…MRI検査
新年早々に、胸のしこりの検診に行った話を書きましたが…

(初回の検診の話はこちらからどうぞ!)

その時に、触ってはっきり分かるしこりと、胸全体に、マンモグラフィーとエコグラフィーを受けました。

しこりについては、結局、エコグラフィーでは良性の繊維腺腫の可能性が高いけれど、一応念のため、MRIを受けるように、と言われて予約を入れました。

MRIというのは、フランス語だとさかさまになってIRMと言うようです。

詳しいことは分かりませんが、マグネット(磁石)を利用して体の中を映す技術だそうです。

フランスの場合、検査に経口または注射での投薬を伴う場合、前もって処方箋をもらい、自分で薬局に買いに行って準備したうえで、当日、それを持参してクリニックに行く仕組みです。

今回の私のMRIでは、画面上に「ブツ」が写りやすくするための液体の静脈注射と、それに対するアレルギーを防止するための飲み薬を処方されました。

MRIというのは初めてで、実はCTスキャンとの区別もよくわからなかったのですが…


胸の写真なので、上半身だけ裸になり、ペロペロの不織布のガウンを前開きに着た状態で、胸と頭の部分にだけ穴があいてるマッサージ用みたいなベッドに、うつぶせに寝て、そのまんま、オーブンレンジみたいなものの中に吸い込まれていくのですが…

最初にこのマシーンの全長をきちんと見ずに、ベッドに乗ってしまったのですが、なんか5mぐらい奥に吸い込まれていくような感じがして、なんとも不吉すぎる印象ですが、

葬儀場の『焼き場』の『最後のお別れです…』って場面と似てる気が…

と思ってしまいました。

…というか、全く同じことですが、プレートに乗っけられて、オーブンに入れられる魚になったような気もして、なんとも不思議な気分でした。

実際、終わってみたら、自分の身長ぐらいの丈しかなかったので、実際にはそんなに動いていなかったようです。

そして、入る前にアシスタントの人に、

すごくうるさいですよ!でも15分ぐらいで済むからね!

と言われていたのですが、

アラームとか警報の見本市?!

と思うぐらい、次々に色んなアラームみたいな音(ガー、ガー、ガー、ピーガーピーガーなど)が次から次へと目白押しで、しかもひっきりなしに音の種類が変わるので、おちおち居眠りもしていられません。

万年寝不足の上、寝っ転がっているので、体は眠くなってくるんですが、こんなうるさかったら、うとうとすることもできず、段々、「寝かせてくれない拷問」みたいだな…と思い始めました。

ベッドに乗っけられたときに一応ヘッドホンをしてくれるのですが、それがなんか全然、防音になっていないのでした。

ヘッドホンの耳の位置が悪いのかな??

と思って、かぶりなおしたい気持ちで一杯でしたが、なにしろ動かないようにと言われているので、我慢しました。

5分ぐらいたったところで、ヘッドホンから、突然アシスタントの女性の声がして、

大丈夫?この調子でまだまだ行きますよ〜!頑張ってね〜!

励ましメッセージが…(笑)

それまで、ただの防音用だと思っていたのですが、普通のオーディオ・ヘッドホンだったようです。

それから、なぜかヘッドホンから、

♪海で、君からの手紙が〜

など、一昔前っぽいフレンチ・ポップスが流れ始めて、しかも、その上にかぶさるように、耳をつんざくような「ピーガー」音も続くので、なんか次第に、幻聴を聞いているような気分になってきました。

たまにピーガーが途切れると、フレンチ・ポップスの歌詞が聞き取れるんですが、3秒と開けずに、また「ピーピー、ガーガガガガ」と、うるさくて、段々、嫌になってきました。

最初に時間を教えてもらっていたので、まあ15分なら我慢できるかな…という、見当がついて良かったです。


ちなみに、MRIをかけながら、ドクターが隣の部屋で問題の「ブツ」がどういう状態かを見ているそうです。

(待合室に「IRMって何?」という子供にも分かるマンガの説明があったので、それで初めて知りました…)


検査が終了すると、オーブンレンジから出してもらえて、服を着替えた後、ドクターに説明してもらいました。

私の場合は、やはり良性の繊維腺腫の可能性が濃厚、ただし、良性かどうかを確定するには、生体検査もしないとわからないので、念のためだけど、胸なので、しておいたほうがいい、と勧められました。

生体検査は、エコグラフィーをかけながら、局所麻酔をして、針でしこりの部分の細胞を取り出し、それをラボで検査してもらうという内容だそうです。

そして、当然のように、これもまた予約が必要で、この予約がまた1カ月後でした。

進行の早い病気だったら、大変だと思いますが、私の場合、ほとんどリスクはなくて、「念のため」する検査らしいので、ちょっと間があいても、別にいいんだそうです。


夫は、

そんなに待っている間に、進行して手遅れになったら…!

と気が気でないようですが、ドクターによれば、20代、30代の女性の場合、こういう繊維質のしこりのほとんどは、癌ではないそうで、35歳以下であれば、特に生体検査もしないそうです。


そんなこんなで、とりあえず胸のしこりの話は、また1ヶ月後に続きをしたいと思います…


そういえば、余計な話ですが…

MRIの受付に置いてあったパンフレットに、
以下に該当する方は、必ずスタッフにお申し付けください

と書いてあるリストの中に、ペースメーカーを装着している人とか、妊娠しているかも知れない人、などよくあるリストの一番最後の行に、

狭所恐怖症の人(クロストフォブ)」

と書いてあり、狭所恐怖症の人はどうするんだろう???と気になりました。

私は別に恐怖症ではないけど、さすがに15分うるさいオーブンに入れられて、何も見えず動けないという状況には、うんざりしたし、何も起こらないとわかっていても、ちょっと怖かったです。


子供で、じっとしていられない場合は、麻酔をして眠らせるケースもあります、と書いてあったので、ひどい場合、大人でも麻酔して眠らせてしまうんでしょうね…


 JUGEMテーマ:女性の病気
| サラ | フランスの病気・医療 | 09:27 | comments(8) | - |
新学期がスタート…胸のしこり
クリスマスと新年にかけて、泊まりに来ていたお客さんもみんな帰ってしまい、今日からまた、フランスは新学期がスタートしました。

おかげで、家が静かになりました…

年末に、小さな胸のしこりが見つかったので、新学期早々、エコグラフィーとマンモグラフィーを受けてきました。

見つかってすぐに、かかりつけのドクターに診てもらったのですが、その時にも、乳がんの可能性は低い、と言われていたのですが、念のため、きちんとレントゲンを通してみることに。

とはいえ、すぐにその場で診てもらえるわけではなく、フランスの場合、ラディオロジー(レントゲン)のキャビネ(診療所)に予約を入れてもらいました。

一応、生理の最初の日か2日目に予約を入れるように、と言われていたので、そのとおりにしたのですが…

結果は、良性なので、特に問題なし、ということで、ちょっと安心しました。

日本では、乳がん検診がどうなっているのか分かりませんが、フランスの場合だと、特に気になることがなくても、2年に1回ぐらいは、マンモグラフィーを受けた方がいい、ということでした。

あと、次回は、前に受けたときの写真も併せて持ってくるようにと言われました。

エコグラフィーでしこりを診てくれたお医者さんには、日本のエコグラフィー技術が進んでいて、フランスに輸入してくるまでに、もうすでに新しい技術が実用になっていて、いつも遅れた環境で仕事をしなくてはならないのが腹が立つ!!と、フランスに対する愚痴というか、日本の医療技術に対する賞賛というか…を聞かされながら、エコグラフィーを受けました。

フランス人のお医者さんは、たくみに(?なのか、趣味なのか)患者に話題を振り、話をつなぎながら診察してくれるので、日本みたいに、診察中、とくにデリケートな場所の診察などの場合も、沈黙で気まずい感じにならずに、明るくからっと終わることが多いです。

…これは、なかなかありがたいと思います。


前回も、婦人科検診で、子宮頚のフロッティ(生体検査)をしたときも、お股パッカン・ポーズで、

「お子さんはもう3歳ですか〜、元気に育ってる?」

「は、はい…」

「名前はなんていうの?」

…というような会話をして、結構、違和感はあったものの、緊張せずに終えられて良かったです。

(ちなみにフランスでは、日本の婦人科みたいに、上半身と下半身をさえぎる「カーテン」はついてません!あれは、わざとらしいので、逆に恥ずかしい気がするんですが…)


ところで、帰って来てからインターネットで調べてみました。

(やはりフランス語だと、特に医学用語が細かいところが良く分からないため…日本語だと、分からないなりに、やっぱり、若干分かったような気になります!)


私のしこりは、もう2か月ぐらい、生理の時期と関係なく小豆ぐらいの大きさの硬いものが、胸の中側の上(胸板のごつごつしたところあたり。ブラからわずかに外にでる位置。胸のある人なら、谷間になる部分…)にできているのですが、これは、繊維の固まった良性腫瘍なのだそうです。

そして、インターネットで見たところ、日本だと良性でも手術して取ってしまう例が多いようですが、診てもらった先生の説明によると、フランスでは良性腫瘍の場合、手術は勧めていないということでした。

ただし、1)痛みがある場合、2)患者さんが、美的な観点から、しこりを取ることを希望する場合、3)患者さんがどうしてもその後の進行が気になる場合、(あともうひとつ理由があったのですが、忘れてしまいました…)には手術で取るそうです。


ちなみに私のような腫瘍の場合、悪性化する例はないそうですが、一応35歳を超えている人の場合、フォローアップが必要ということで、更に別のキャビネ(診療所)に予約を入れてもらいました。


フランスの場合、医療の分業化が進みすぎて、ちょっとしたことでも、なかなか一度ですまないのが大変ですが、それなりに丁寧に診てくれるし、説明もきちんとしてくれるので、これは気に入っています。

先ほどのエコグラフィーの先生も、

日本だったら、同じキャビネで診てあげられるんですけどね!!

と不満タラタラでした(笑)

 JUGEMテーマ:家庭
| サラ | フランスの病気・医療 | 23:31 | comments(16) | - |
デリカシーの問題?
今、一時帰国中です。

とりあえず、無事に着いたのはいいのですが…

出先で、2歳のジョジョ君が夜中に下痢になり、翌日からが出てしまいました。

日本のウイルスには免疫がないし、何か変な病気が流行っていると怖いので、一応、病院に診てもらいに行きました。

(日本の保険証がないので、まずは自己負担で、あとでフランスの保険から清算してもらう仕組みですが、思っていたよりも安かったので、助かりました。ちなみに保険なしで、診察料6400円、薬代1000円でした)

その帰り、近所のかき氷屋さんをみた夫が、

これが食べたい!

と言うので、

ジョジョ君が下痢と熱で苦しんでるのに、欲しがってもあげられないから、かき氷を食べたがるのは、ひどいのでは?

と反論したのですが、結局、道で問答するのも暑かったので、お店に入りました。

ジョジョ君本人は、ぐったりしていて、全然ほしがりもせず、ぬるいお水だけ飲んでいましたが、かき氷を食べるという夫に、私は腹が立って、3人でお店に入ったのに、夫のかき氷しか頼みませんでした。

(一応、弁解しておくと、お土産屋さんに付属しているような半セルフ・サービスのカフェだったので、別に頼んでも頼まなくてもいいような場所でした…)

かき氷をひとりで食べる夫に、めちゃくちゃ腹が立ったので、口もきかず、何も食べず、夫が食べ終わるまで「むすーっ」としていました。

すると、夫が、

子供が病気で何も食べられない時は、親も何も食べなければ、満足なのか?

というので、

そうじゃないけど…

子供が欲しがるようなものを、あえて食べる神経が理解しかねる。

罪悪感とか、そういうのはないの?

と責めると、

ないよ、昼間はヌイユ(そば)だけで、おなかもすいてるしね!

と夫が言うので、

それって、デリカシーの問題だと思う…

と言うと、

いやー、夫に意地悪したいかどうかの問題では?

と言い返すので、あきれて、もう話す気にもなりませんでした。


一方、ジョジョ君の方も、いつも慣れているフランスの薬はちゃんと飲むんですが、日本の病院で処方してもらった粉薬は、味見していませんが、かなりまずいらしく、一口飲むと、「いやだ!」と言って、もう飲んでくれません。

そんなこんなで、だまして飲ませようと、水に砂糖を溶かして、薬も溶かしてみたり、色々やりましたが、一発でばれてしまいます。

そして既に、処方された「熱さまし」5パックのうち3パックを無駄にしてしまいました。


あと、かき氷事件のせいかどうかは分かりませんが、夫が、

Oh, pauvre chou !
(可哀想な子!)

と言ってキスをしようとすると、夫の顔をバチバチたたいて、

ノン!ノン!」と怒った目で見ていました。

夫は、いつもベタベタしてくるジョジョ君に思いっきりたたかれて、傷ついていたので、

病気のジョジョ君の前で、かき氷を食べたから、むかついたんだと思うよ!

と復讐の一言を言っておきました。


 JUGEMテーマ:国際結婚
| サラ | フランスの病気・医療 | 10:17 | comments(26) | - |

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