国際結婚しかも子連れ再婚(ステップファミリーのフランス生活)

毎日「おー、こういう時にはこうくるか?!」って驚くカルチャーギャップ。
国際結婚のホンネ話や、ステップファミリーのトホホな苦労話、笑っちゃう勘違い、などなど!
国際結婚&再婚のほんとのところを語ります。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
ナンシーの大人用ボンボン

フランスは、昨日まで、晴天続きの秋休みでした。


万聖節のお墓参りの後、ちょっと用事があったので、脚を伸ばして、ナンシーに遊びに行ったのですが…

こんな可愛いお菓子が出てきました。


ナンシー(というかロレーヌ地方)は「ミラベル」という甘いスモモが有名な特産品なんですが…

ゼリーの中に、ミラベルのリキュールが入っていて、おいしかったです。


夫のおじいさんの住んでいた村にも、結構ミラベルができるらしく、夫も、子供のときに散々ミラベル拾いをさせられた記憶があって、ミラベルは大好物なので、すごく喜んでいました。


ジョジョ君は、見た目おいしそうなのに、アルコール入り、ということで食べさせてもらえず、ふくれていました。


地元の人に、ナンシーでこの手のお菓子を売っている、有名なお菓子屋さんの名前を聞いてきたのですが、メモしておかなかったので、すっかり失念してしまいました。

 
| サラ | フランスの小さな村・町 | 23:45 | comments(2) | - |
フランスの小さな村…巡礼地ロカマドゥール
ロカマドゥール観光の写真1 
話は前後しますが、宿泊地のフィジャックから車ですぐに行ける観光地がいくつかあったので、そのうちでも、夫が「必見」と言って、連れて行ってくれたのがロカマドゥール(Rocamadour)です。

先日ご紹介したヤギのチーズと同じ名前ですが…

(フランスのチーズの名称は、そのチーズの産地である村や地名のことが多いですが、実際には、その村で作られているもののみ、ということではなく、近所の村で作られたものも、AOC指定されています…)

ロカマドゥールという名前は聞いたことのあったものの、どんな場所か、全く知らずに、助手席でグーグー寝ていたら、すぐに到着しました。

一応、調べたところ、ユネスコ世界遺産だそうです。

地元の人によると、ロカマドゥール観光の「王道」としては、岩の下(旧市街)に車を止めて、教会などを参拝しつつ、上に登っていき、その後、隣村に宿を取り、隣村からの夜景を楽しむ、というものらしいです。

私たちは、数時間しかいませんでしたが…それなりに楽しめました。

私たちは、王道ルートを無視して、頂上(上の写真の一番上のとんがった塔の立っている位置と同じ高さ)に車を止めて、そこから、参拝路と思われるキリストの受難を刻んだパネルを逆に見ながら(実際には、上りながらパネルを見ると、はりつけになったステップを追っていく仕組みらしいです…)スロープをのろのろと降りました。
ロカマドゥール観光の写真2
スロープを降りたところに、上の写真で中腹あたりに見える教会があります。

なにしろ、岩に合体するように建てられている教会には圧倒されます。

中に入ると立派な大聖堂になっており、横にチャペル(礼拝堂)もついていました。

ここには、黒い聖母像など、いろんな見所があるのですが、おなかのすいてきた子供たちに引っ張られ、あまりゆっくり説明パネルを読んだりする暇もなく、さっさととおりすぎてしまいました。

最近、ちょうどアパルトマンの壁を素人ワザで修復していた夫が、

うわー、この壁は目地を埋めるだけでも、ものすごく大変そうだなぁ!!

…こういうのを建てた人は、強制労働で無理やり働かされたんだろうなぁ…かわいそう…

と変なところに感動していました。

私は、サン・タマドゥール(ロカマドゥールの聖人)が中心となり、ロカマドゥールの修道層が修行の一環で、がんばって建てたのかと思っていましたが…

夫によると、近所の村の農奴を借り出して作った可能性のほうが高いということでした。


この教会の下に、おみやげ物屋さんやレストランなどが、浅草寺の前の仲見世のように?軒を連ねています。


ロカマドゥールの公式サイト

真ん中の黒い四角をクリックすると、1分強のロカマドゥール紹介ビデオが流れますが、とてもキレイな画像なので、興味のある方は、ぜひご覧ください。


このロカマドゥールの教会は、スペインのサンジャック・ド・コンポステル(スペイン語ではサンチアゴ・デ・コンポステラ)という聖地に行く巡礼の旅の要所となっており、交通の便が悪いながら、昔から、巡礼者でかなり栄えたそうです。

ちなみに、フランス語では「サンジャック」はホタテ貝を意味するので、サンジャック・ド・コンポステルの巡礼ルートには、ホタテ貝のマークとか、ホタテ貝そのものが教会のドアにくっついていたりすることがあります…

…これが、傍目には、いつも、なんとなくおかしいのでした。


夫は、宗教的なものには消極的ながら、イースターやクリスマスには教会にチラッと顔を出す程度のカトリックなんですが、ここは一応は巡礼地なので、ロウソクをともしていました。

ジョジョ君は、ロウソクに火をつけるのが面白かったらしく、それ以来、別の教会に行っても、「僕がロウソクをつける!」とうるさくて大変でした。


夫によると、すでに子供の頃に、親やおじさんに連れられて、3回もロカマドゥールにきている、ということでしたが、カトリックな両親を持つ平均的なフランス人は、ミディ地方でのバカンスのついでに、親と一緒にロカマドゥールにも参拝した経験がある人も結構いるようです。

夫も、15歳のときに来たのを最後に、今回、久しぶりに来て見たら、思っていたよりも良かった、ということでした。


夫は本当は、ペッシュ・メルル洞窟(Grotte de Peche-Merle)という、ラスコーの二番手みたいな昔の壁画のある洞窟を見に行きたかったのですが、あまり詰め込みすぎると、子供も疲れてしまうので、また次回に…ということになりました。

世界史の教科書の最初のページ?に出てくる「ラスコー洞窟」も、近くにあるのですが、これは、今は「ラスコーII」というレプリカ洞窟だけが公開されていて、それでもかなり見ごたえがあって、人気があるそうです。

(ラスコーIIっていう、安易なネーミングが、なんとなく笑えるのは私だけでしょうか??)


あと、地図の何にもないところにポツンと「クロ・マニヨン」って書いてあるのを発見…

クロマニヨン原人の住んでいた場所だと思うんですが…

これも、個人的には、なんとなく興味があって、いつか行ってみたいです(何か見るものがあるのかどうかは不明…)


そんなこんなで、話は尽きませんが…


今回のミディ・ピレネー地方の小さな村の旅の話はこの辺でおしまいにします。


JUGEMテーマ:写真日記
| サラ | フランスの小さな村・町 | 09:02 | comments(2) | - |
フランスのんびり田舎旅・・・田舎料理自慢のシャンブル・ドット(B&B)
観光の途中、タルン峡谷(Gorges de Tarn)から遠くないロゼール地方の田舎村に、一泊することにしました。


うちには、「Routard」というフランスの有名な格安旅行をメインにしたガイドブック・シリーズが出しているジットとシャンブル・ドットのガイドブックがあるのですが…そのガイドブックに載っているところに、何軒か泊まりましたが、セレクションが良いらしく、いつも「当たり!」ということが多かったです。

ということで、フランスでど田舎に泊まりたい方には、「Routard」の緑の表紙のシャンブル・ドット・ガイドがおすすめです。

ちなみに、「Routard」のガイドブックは、どれも写真は全くなくて、字ばっかりなので、
日本のガイドブックに慣れている私には、最初は、とっつきにくかったです。

フランス語のできない方は、他にもっと写真メインのガイドブックもあるので、そちらをお勧めします。


「Routard」シリーズ、フランスの本屋さんなら、たいがい置いていると思います。

Nos meilleures chambres d'hôtes en France 



(ジットGitesやシャンブル・ドットChambres d'hotesというのは、いわゆるフランス版のB&Bあるいは、ペンションとか民宿という感じです…)


ペンションと言っても、田舎の古いお屋敷やシャトーのようなものから、農家の離れやら、はたまた単なるアパルトマンの一室みたいな感じのものまで、いろんなタイプがあります。

ジットの場合、家一軒で、入り口の鍵だけ渡されて、あとはお勝手にどうぞ…と言うような場合もありました。

シャンブル・ドットのほうが、民宿っぽいというか、家の主人が同じ建物に住んでいたり、なにかと登場することが多いです。


ちなみに、「ターブル・ドットTable d’hotes」といって、夕食も自慢の食材を使って割安な値段で提供しているところも多いのですが…

今回初めて、ターブル・ドット込みのところに泊まりました。

フランスの田舎ホテル写真3
これがシャンブル・ドットの入り口。

古い農家を改造したようです。

フランスの田舎ホテル写真1
お部屋は、ベッド4つ(ひとつは簡易ベッド)に、シャワーとトイレがついていました。

これで、宿泊料は一部屋80ユーロぐらいでした。

フランスの場合、日本と違って、宿泊代は部屋単位なので、家族全部を一部屋に押し込むと、一人当たりは、かなり安くなります。

日本だと、民宿などでも、一人当たりいくらで、4人だとなんだかんだでかなり割高で理不尽な感じがしました。

というか、夫は日本の「一人当たり」システムには、まったく納得ができないようで、ホテルなどに泊まるたびに、文句をずっと言っていました。

フランスの田舎ホテル写真2
朝ごはん用のサロンです。

夕食は、別の建物に25人ぐらいの着席できる、ものすごい大きな長テーブルがあり、そこで宿の主人夫婦と、若夫婦と、お客さん全員が一緒に食事をするという趣向です。

私は、ご主人の奥さんのお隣だったのですが、はじめ、南西部のなまりが強すぎて、話がまったく理解できませんでした。

なにしろ、

フランスに来てどのくらいになるの?

と言う質問が分からなくて、聞き返したのは、久しぶりです(笑)

というのも、「フランス」が「フレーンス」と言ってるように聞こえるほどなので…


そんな私ですが、そのおばさんに、会話がだいぶ進んでから、

えっ、じゃあ、フランスで生まれたわけじゃないの?

とビックリされました。おばさんの理解力にも問題が…(笑)

そのおばさんは、しつけにも超厳しい様子で、ジョジョ君がちょっとふざけると、鋭い「カツ」を入れていました(笑)


この民宿には、先ほど書いたガイドブックにほんの数行載っていたのですが、詳しいことはよく分からないけど、場所的によさそうと思って、電話で予約し、前金を小切手で送っておいたのですが…

小切手が届きました、という一言とともに、返送されてきたカードには、プールとジャグジーつき、と書いてあり、それでも、疑い深い私たちは、

どうせ、ちっさいプールかもしれないし、暖房もつけてないから、冷水かもね

とか、

ジャグジーは水代がもったいないから、壊れてますとか言って、結局は使わせてくれないかもね

と、フランスでは、この手の設備に期待して行って、ひどい目によくあっているので、ついつい皮肉なものの見方になりつつも、ちゃっかり全員、水着を持参したのですが…

チェックインのときに聞いてみると、ちゃんとプールもジャグジーも利用可能とのことでした。


そこで恐る恐るプールに行ってみると…

プールも大きくて、暖房も効いていて、とても清潔でした!!

ジャグジーも、フランスにしては温度設定がとても高くて(温水といっても、通常は38度以下が多い)、日本のお風呂並みに、ものすごく気持ち良かったです。

プールもジャグジーも、貸切り状態で、ものすごくリラックスしたときをすごすことができました。


また、夕食も、すべて自家製…ということで、値段は安いものの期待できそうと思っていましたが…

(ちなみにワイン込みで一人19ユーロでした。ジョジョ君は、マトモに食べたのは前菜とデザートだけでしたが、場所代ということで5ユーロでした…)

アペリティフ自家製レモン酒でスタートし…

前菜は鹿肉のパテ、メインはシュー・ファルシ(オーブンで焼いたロール・キャベツ)で、チーズも地元のものが豊富にそろえてありました。

カラフでがんがん出てくる飲み放題のテーブル・ワインも、ボディがしっかりした赤で、お料理にぴったりでとても美味しかったです。

デザートはイースターのチョコレートがデコレーションに使われているカフェ・クリームのケーキでした。


テーブルで、私のもう一人のお隣さんは、バルセロナから来ているカップルだったのですが…

外人同士ならではの気楽さで、フランス語で会話が弾みました。


シャンブル・ドットは、宿泊料には朝食が込みのところが多いのですが、たいがいどこも、朝食を食べたら、昼抜きでも大丈夫と思うぐらい、美味しいものがたくさん出てくることが多いです。

とはいえ、フランス式ブレックファストなので、カフェオレ、タルティンヌ(パン+バター+ジャム)がメインで、日本の朝ごはんみたいな華麗さはありませんが…

ここも、自家製ジャムが豊富で、とても充実していました。


ただし、私は夜に食べた慣れない「鹿肉」がダメだったようで…

泊まった夜、おなかが痛くなってしまい、翌朝も、カフェオレと、自家製のプルーンのジャムを自家製ヨーグルトに混ぜて食べただけでした。


それでも、また行きたいね!!と夫と言っているほど、素晴らしいシャンブル・ドットでした。

フランスのど田舎に興味のある方は、ぜひ、いつか行ってみてください。

Domaine de la Vialette
48500 La Canourgue
04-66-32-83-00

ホームページで、お部屋やプールや近隣の名所の写真も見られるので、興味のある方は、行ってみてください。

上述のガイドブックには、Mende市の南西40km位置、と書いてあります。

私たちの泊まった建物のお値段は、こちらに記載されています。

フランスの古いトラクター・コレクション写真
ちなみに、ご主人は古いトラクターのコレクターらしく、30台以上も並ぶコレクションを見せてもらいました…

 JUGEMテーマ:ぶらり旅
| サラ | フランスの小さな村・町 | 10:17 | comments(2) | - |
フランスの村のんびり旅・・・サン・テニミーとタルン峡谷
サン・テニミー観光
相変わらずフランス南西部の小さな村などをめぐる旅の続きです。

夫が、

昔タルン峡谷(Gorges de Tarn)に行って、とてもキレイだった・・・

ということで、寄り道をすることにしました。

いつも、フランスの断崖絶壁な景勝地に行くと、日本では考えられないほど、柵も何もないことが多くて、高所恐怖症気味の私は、「ぞーっ」とするんですが・・・

車道も、狭い上に、端っこに20センチぐらいの石垣があるだけで、下を見れば、何百メートルも直滑降で谷に落ちる・・・という感じでした。

タルン峡谷の上のほうから、ぐぐーっと削られた谷底にチョロチョロと川が流れているのを見ながら、「いろは坂」みたいなピンカーブを下って降りてくると、やっと谷底の可愛い村、サン・テニミー(Ste Enimie)に着きました。


上の写真は、サン・テニミーの村の路地です。

この村は、古い石を積んだ素朴な家が多く、まさに童話に出てきそうな、正統なヨーロッパの田舎の村、というイメージです。

フランスの村というと、昔ピーター・メイルの本などで話題になったプロヴァンスが有名だと思いますが(位置的には、プロヴァンスはタルヌ渓谷よりも東です・・・)

このあたりは、プロヴァンスの村みたいに、観光化されすぎてスレた感じもなく(たとえばプロヴァンスのゴルド村など、目を見張る美しさではありますが、有名な景勝地にありがちな、実はパリジャンの別荘地として買い占められており、止まってる車は全部75とか92ナンバー(=パリの県番号)ばかり・・・レストランもパリ以上に割高…というようなスノッブな感じもなく)、とても静かで素朴な感じでした。

夫によると、それなりに夏は観光客がどっと押し寄せて、混み合うそうですが・・・

ちなみに、サン・テニミーは「フランスの美しい村」に指定されているそうです。


サン・テニミーのカヤック写真
タルン峡谷では、カヌーやカヤックが盛んなようで、私たちが通りかかったときも、サン・テニミーを拠点に川下りをする観光客?でにぎわっていました。

写真では小さすぎるかもしれませんが、小学1年生ぐらいと思われるような小さい子まで、颯爽とひとりで上手に操っていました。


他に、タルン峡谷で面白かったことは、写真にはあまり撮らなかったのですが、橋も道路もなく、川幅が広く流れも速い向こう岸に、なぜかポツポツと集落のようなものがあって、夫によると、この集落は、昔は、向こう岸の住民は、ケーブルにつかまって移動していた・・と言うのですが・・・

行ってみると、確かに道路沿いにぶっといケーブルがあるのですが・・・

昔、アスレチック・ランドにあったような、縄を握って、自分の体の重みで、グーンと向こう岸に行くようなやつで・・・

川の流れは速いし、かなり怖そうでした。

実際には、ケーブルの横に、「絶対に人は使わないこと!」と注意書きがしてありました。


詳しいことは分かりませんが・・・

よっぽど、高利貸しから逃れたいとか、宗教弾圧とか、そんな理由で、こんな辺鄙な場所に村を作ったのかな???と思ってしまうような場所でした。


| サラ | フランスの小さな村・町 | 09:45 | comments(4) | - |
フランスの小さな町 美味しい旅・・・フィジャック(その2)
レストラン・ピラミッド外観
前回、フィジャックで食べた地元のチーズを紹介しましたが・・・

今回のフィジャック訪問の目的は、夫の旧友がこの町に数ヶ月前にレストランをオープンしたので、応援に行こう!!というものでした。

フィジャックの中心地、プラス・ドラ・アル(アル広場)の、黄色い「ピラミッド」というレストランです。

(写真では2件目。左隣は「シャンポリオン」というレトロな雰囲気の、とても素敵な本屋さんです・・・)

右隣は同名「ピラミッド」というホテル兼バーですが、別経営です。

でもこのホテル兼バーの人たちも、とても感じが良かったです。


土曜日はこの広場に市場が立っていますが、それ以外の日は、テラス席が出ていて、ゆっくり過ごせます。


「ピラミッド」という名前のレストランが、以前からあったらしく(フィジャックのお店やレストランは、フィジャック出身の「シャンポリオン」にちなんだ名前が多い・・・)、夫の友人は、名前もそのまんま引き継いだらしいです。

とはいえ、料理は、エジプトとはまったく関係ありませんでした。

夫の友人がリオデジャネイロ出身のブラジル人で、ご主人が、フランス料理の学校を出ているフランス人ということで、お料理は、フランス料理とブラジル料理でした。

 レストラン・ピラミッド
私たちは、アペリティフにカイピリーニャと、フレッシュなココナッツ・ジュースとマンゴー・ジュースをもらい、メインに、ブラジルのお米にソースをかけて食べる料理を頼みました。

お料理の名前がポルトガル語だったので、書き留めるのを忘れてしまったのですが、ひとつは、チキンとマッシュルームがベースで、もうひとつは、魚介類とココナッツ・ミルクがふんだんに入っているものでした。

なにしろ、お米も美味しい炊き上がりで、ソースにぴったりで、とても美味しかったです!!


他にも、リムーザン牛(牛の名産地)のステーキなど、普通にフランス風のメニューもありました。


昼は11ユーロで、日替わりの前菜、メイン、デザートというかなりお得な内容でした。

私たちが通りかかったときは、シェフのシルヴァンが黒板に今日のメニューを書いていたんですが・・・

その日は、鴨のコンフィの蜂蜜ソースがメインで、この人の鴨のコンフィならぜひ、試したかったんですが、毎日、日中は観光で市内から遠くに行っていて、一度も昼のメニューは味見ができませんでした。


Restaurant la Pyramide
14 Place Carnot,
46100 Figeac
05 65 11 03 79

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

翌朝、クロワッサンを買いに、この広場から一本、路地を入ったところに、
Atelier de Kayo (アトリエ・ド・カヨ)」という一畳ぐらいのほんの小さな可愛いパティスリーを発見しました。


中をのぞくと、日本茶が置いてあったりして、名前からして、日本人のパティシエに違いないと思い、そのときは早朝で、まだお店は開いていなかったので、開いている時間帯にもう一度出直してみると、日本人の女性(カヨさんご本人)がお店番をしていました。

とても感じの良い方で、ちょっとだけお喋りしました。

フィジャックには、あまり日本人の観光客が来ることはないとのことで、とても喜んでくださいました。

このお店で、フルーツ・ケーキ一本とショコラ3個を購入したのですが、どれも、とても洗練されていて、お砂糖の加減が、日本人のツボというか、ショコラが特に甘すぎず、絶妙で美味しかったです。

チョコ好きの夫が、「これは美味しい!!」とうなっていました。

ケーキのデコレーションも、ラッピングも、とてもシンプルなのに洗練されていて、カヨさんのセンスが感じられました。


おまけに、こんなにクオリティが高いのに、お値段はとてもお手ごろでした。

L'Atelier de Kayo
8 rue d'Anjou
46100 Figeac
05 65 34 16 61

http://atelier-de-kayo.com/Japonais/

サイトもとても素敵です。

お菓子のレシピも載っているので、ぜひ参考にしてみたいです。

ちなみに「プロフィール」を見たら、すごい経歴の方でした。



もしフィジャックに行かれることがあったら、この2軒、ぜひ試してみてください!!


| サラ | フランスの小さな村・町 | 09:31 | comments(4) | - |
フランスの小さな町 美味しい旅・・・フィジャック
 サンネクテール、カンタル、ロカマドゥール
フランスの地方を旅する楽しみのひとつは、地元の食材ですが・・・

今回の訪問地フィジャック(Figeac)は、フォアグラやワインで有名な土地柄らしいものの、諸事情があり、結局、ローカルな食材のうち、本格的に味見をしたのは地元のチーズのみでした。

上の写真は、上の黄色いのがカンタル、左の黒ずんだ皮のがサン・ネクテール(フェルミエ)、右下の2つがロカマドゥール(シェーブル)です。

カンタルは、フレッシュなものより、熟成の進んだものが好きなんですが、さすがに地元なので、種類も豊富で、値段も手ごろでした。

フィジャックのプラス・ドラ・アル(アル広場)に面したプチ・カジノ(スーパー)隣のワインショップ兼フロマージュリー(チーズ専門店)で購入しましたが、品揃えも良かったし、同じチーズでも、夫が、

こういうのが好きなんですが・・・

と好みを伝えて、何種類かある中から選んでもらったものが、どれも美味しかったです。

私は元々、フランスのチーズの中でもサン・ネクテールが好きなので、今回、地元の美味しいものが食べられて、とても嬉しかったです。

あと、この地方はシェーブル(ヤギのチーズ)も有名なのですが、ロカマドゥールは、シェーブル臭がそこまで強くなく、なめらかで食べやすくて、癖になる美味しさでした。

知り合った地元の人の話では、ロカマドゥールに軽く熱を通して、トロっととろけたところを食べるのが本式なのだそうですが・・・

冷たいままで、田舎パンにのっけて食べても、十分美味しかったです。

おまけに、値段を忘れてしまいましたが・・・1個1ユーロ以下という安さでした。

というか、上の写真のチーズ全部で、お会計は5ユーロ強でした。

大きさが分かりにくいかもしれませんが・・・

大人4人が、サラダ+チーズだけの食事で、結構しっかり食べられる量でした。


JUGEMテーマ:フランス
| サラ | フランスの小さな村・町 | 09:05 | comments(0) | - |
フランスの小さな町 のんびり旅・・・フィジャック
 フィジャック市街の観光
今回の小旅行の目的地は、フィジャック(Figeac)という中世の建物が今も残る、小さな町です。


フィジャックの旧市街1
広場を中心に、旧市街は石畳の路地が交差し、中世の木組みの建物が今もたくさん残っています。

この手の建物は、12世紀〜14世紀の家らしく、フィジャック市は「フランス歴史と文化の町」という指定を受けているそうです。

あと、シャンポリオンという、ロゼッタストーンのヒエログリフ解読で有名な古代エジプト研究家の出生地(とはいえ本人は8歳までしか住んでいなかったらしい)としても有名で、シャンポリオン博物館という、文字をテーマにしたなかなか面白い博物館があります。


ちなみに以上の情報は、ウィキペディアとフランス語のガリマール社ガイドブックより得た知識です。



皆さんは、旅行に出る前にしっかり予習していきますか?

私は、できれば予備知識なしで旅をして、家に戻ってから色々と復習する、というほうが好きです。

今回は特に、友達のところに行くのが目的だったのと、その周辺で、夫が行ったことのあるところに連れて行ってくれる、という旅だったので、まったく予習なしで行きました。

ひとりで旅行していた頃は、一応、どの町に行くかなどを決めるのに、ガイドブックを読んでから行っていましたが、今は、

気に入ったら、また次に見落としたものを見に戻るからいいよね・・・

という気軽な気持ちで旅行するようになりました。


ちなみに、私の持っている、唯一フランス全土を網羅しているガイドブックは、
個人旅行フランス」(昭文社)ですが、フランス国内の小旅行に出るときに、日本語で、ちらっと予習・復習するのにとても便利です。

とはいえ、フランスに来る前に買った版なので、かなり古いんですが・・・

基本的にフランスの観光地は、ディズニーランドではないので・・・10年前のガイドブックでも、特に不便に感じたことはありません。

ただし、この本には、一冊にフランスの観光地が詰め込まれているのですが、フィジャックはマイナーな観光地と判断されたのか、フィジャックおよび今回の他の目的地は、ひとつも載っていませんでした。

いまどきは、レンタカーを借りたりバスに乗り継いで、個人でフランスの田舎を旅する人も増えているようなので、そういうディープな観光本には、もしかしたらフィジャックも載っているのかもしれません。

今年版の「個人旅行フランス」

フランスに住む予定の方は、この本を一冊持ってくると、ちょっとフランス国内で移動するときに、とりあえず大事な町はおさえているので、便利だと思います。


話が横道にそれてしまいましたが・・・

また、今回の旅の話を続けます。

JUGEMテーマ:海外旅行 総合
| サラ | フランスの小さな村・町 | 00:03 | comments(6) | - |

このページの先頭へ